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通信制高校でよかったと思うこと
投稿日:2017年4月18日 | カテゴリー:通信制高校のこと
<<2017年4月17日 ”通信制高校でよかったと思うこと” の続編です>>
以下記事:2020年2月1日:アンケートから見えた一ツ葉高校ならではの高校生活
一ツ葉高校を選んで卒業を迎えた生徒たちが、実施にどう感じたのか。アンケートからピックアップしてみました。通信制高校ならでは、一ツ葉高校ならではの高校生活が見えてくると思います。
がんばれたこと、成長できたこと。
一ツ葉高校で学ぶ多くの生徒たちが、不登校や中退を経験しています。口には出さなくても、その過程で生徒たちは自信を無くしたり、家族や先生たちに迷惑をかけたという気持ちを持っていたりします。それでも一ツ葉高校で過ごす中から、自信を取り戻していったり、今までできなかったことができるようになったりと、自身の成長を実感しています。そんな感想をいくつかご紹介します。
※生徒アンケートから一部を紹介
Q.がんばれたこと、成長できたことについて
・友達を作ること |
一見当たり前のこと、些細に見えることも含まれていますが、不登校中や前の学校ではうまくできなかったことを、生徒たちは切り替えて何とかしようと様々な努力をしてきたのだと思います。
「友達を作る」「初対面の人と話をする」など人間関係作りをがんばれたと感じる答えが多かったのは、対人関係や社会性に自ら課題を感じている生徒が多かったからでしょう。そういう生徒にとって、友達ができたり、友達や先生普通に親しく会話できるようになることはとても重要なことです。
キャンパスへの登校が続けられたことをあげている生徒も見受けられました。
これまで学校が敷居の高い通いづらいものであって、通い続けることができなかったことへの思いと、それを克服できた自信の表れだと思います。
勉強に関することをあげている生徒も多いですが、これも中学時代や前の高校で思うようにできなかったことかもしれません。通信制高校という新しい環境の中で、向き合うべき課題としっかり向き合えたということだと思います。
高校時代の一番の思い出、楽しかったこと
中学や前の学校で思うような学校生活を送れなかったと感じている生徒たちにとっては、様々な学校行事も印象深いもののようです。
※生徒アンケートから一部を紹介
Q.高校時代の一番の思い出、楽しかったことについて
・スクーリングで田植えを行ったこと |
山間地にある本校でのスクーリングは、スクーリングそのものだけでなく、田植えや天体観測など街中では体験できない活動も含まれて、印象深い経験になっているようです。こうした行事の中では、地域の方々が学校と一緒になって生徒たちの面倒見に参加します。文化祭などでの行事にも、生徒自身が様々な形で参加することで一層楽しい体験になります。
また、キャンパスでの日常の中での友達や先生とのおしゃべり、放課後に一緒に遊んだことなどが、かけがえのないものとして感じられるようです。これは普通に高校に進学して、何事もなく卒業を迎える生徒たちとは、また一つ違う意味を持っているからかもしれません。
次のような感想を書いてくれた生徒がいます。
※生徒アンケートから一部を紹介
今まで人前に出て発表なんて考えられなかったけど、思い切ってやってみたら意外と何とかなるなあと自信になった。また、すごく人見知りだったけど、準備のときにはたくさんの人とかかわることができ、自分が大きく変わったと思った。 |
行事にリーダーとして関わったことから、自身の成長を実感できたのだと思います。
親の立場から見た子供の変化
親御さんの声にも注目してみました。その中で一番多かった声は、「子供の笑顔が増えた」または「戻ってきた」というものです。
本来高校への入学は、祝福や希望に満ちたものなのでしょうが、現在の通信制高校の環境では残念ながらそのような明るいものばかりではありません。不登校や中退を契機に藁にも縋るおもいで当校を選んでくださったケースも少なくありません。生徒本人もご両親も途方に暮れて、希望が見いだせない中での入学ということもあったかもしれません。
そんなスタートではあっても、一ツ葉高校での生活の中で、生徒自身が徐々に自信を取り戻したり、自分を見つめなおして生活を刷新したり、現状を受け止めたりしてして、笑顔が増えてきたことが、親としてはうれしかったとおっしゃっているのです。
※保護者アンケートから一部を紹介
Q.お子様の変化について
・行事の写真で見る子供の笑顔は、家ではなかなか見られない表情です。 |
「出口が見えない」皆様へ
アンケートに次のようなアドバイスを書いてくださった方がいらっしゃいました。
※保護者アンケートから一部を紹介
朝起きてあいさつをし、朝食を一緒に取ることだけ約束し、他は何も言わずに待つことにしました。そう決めてからは親としても楽になりました。それから、家族で情報を共有し、同じ考えで関われたことが良かったのではないかと思います。家庭を平静にしておくことが大切です。 |
他にも以下のような意見もありました。
※保護者アンケートから一部を紹介
・その子に合った学校(場所)が必ずあります。 ・親が「応援している」ことを伝えることはとても大切。 ・笑顔で接することができるとよい。 ・通信制も一つの有効な選択肢です。 ・高校生は子供でもあり大人でもあります。 ・思い切って子供を第三者に託すこと。 ・失敗したら次!それも失敗したら次!いつか光がさします。 |
通信制一ツ葉高校は、生徒一人ひとりを先生が一所懸命に面倒見る学校です。
そうした努力が形となってこのようなコメントになったのだと思います。
学校に行けない、または全日制高校で行き詰ってしまっている方は、まず現状打開のための選択肢の一つに考えてみてください。
一ツ葉高校はご相談をお待ちしています。
2017年4月17日記事
通信制高校を選んだ生徒たちが、実際に過ごしてみてどのように感じたか、卒業生のアンケートからピックアップしてみました。ここから全日制高校とは異なる通信制高校ならではの学校生活が見えてくると思います。生徒たちの正直な感想です。
1 先生との距離が近い!
この春、無事に一ツ葉高校を卒業していった生徒たちに、通信制高校での高校生活についてアンケートに答えてもらいました。
生徒の感想で一番多かったものは先生と生徒の距離が近いという内容です。通信制高校だからこそ実現できる環境での高校生活を振り返って、一人ひとりの生徒との親身なやり取りの様子が見えてきます。
生徒アンケートから一部を紹介
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通信制高校はそのシステムからは教員と生徒との距離が離れているような印象を持つ方もいるかもしれませんが、各地にキャンパスを設置する通信制高校では、むしろ生徒との深い関わりが実現できています。レポートを主体とした授業を行う通信制高校では、授業進度や時間割にゆとりがあります。キャンパスの教室では生徒個々人の学習状況に応じた個別の指導も行われています。
全日制高校に比べて施設の規模もコンパクトなので、休み時間や放課後に生徒と教員が触れ合う時間も多く、教科の質問だけでなく進路や生活に関する様々な相談にも応じられます。
また日頃から何気ない日常会話が成立しているから、生徒も気軽に本音の相談を持ちかけられるのでしょう。
2 先輩後輩の壁がない
全日制高校から転校してきた生徒が驚くことのひとつは、学年の上下関係がフラットだということです。特にこれまで運動部などで厳しい上下関係を経験してきた生徒には驚きのようです。
もともと単位制で学年という仕組みのない通信制高校では、教室内の年齢も同い年とは限りません。加えて入学してくる年齢も様々ですので自然と多様な年齢同士の集団が出来上がります。人は誰でも誰かを頼りたい気持ちと誰かに頼られたい気持ちの両方を持っています。頼り頼られる中で自尊感情が育ったり、安心感を得たりします。ここに教員が適度に関わることで、通信制高校独特の居心地の良い人間関係が成立するのです。
生徒アンケートから一部を紹介
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通信制高校の人間関係の特徴は年齢だけではありません。全日制高校では一様に同年齢の40人学級が編成されます。大規模校になると同学年の生徒ですら全員と知り合うわけではありません。通信制高校のキャンパスでは入学時期の違う生徒であってもほぼ全員がお互いのことを知っています。お互いの個性や性格を認め合う風土が自然と出来上がっているのです。
生徒アンケートから一部を紹介
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通信制高校ではアットホームな人間関係が成立していることが多いです。おそらく多くの生徒が挫折や失敗を経験していることと関係があるのかもしれません。
3 自分のペースで登校できる
通信制高校に学ぶ生徒には全日制高校からの転校生がたくさんいるわけですが、その全てが「不登校」ということでは決してありません。全日制高校では出席日数が厳しく定められています。普段はそうした登校頻度には何の問題もなく、年間皆勤賞の生徒もいます。そんな生徒でも3年間のある時期たまたま不調におそわれて欠席が続いた。さらにそれがたまたま全日制高校を続けられない状況に至ったなどというケースもたくさんあります。
中には病気などで体調面が一定しない生徒もいます。気分がなかなか安定しない生徒もいます。そうした個々の生徒に学校がもう少し合わせてあげられれば、多くの生徒が無事に高校卒業を迎えられるはずです。
またそうした生徒が学校生活に参加できることで調子を取り戻していくこともしばしば見受けられます。
生徒アンケートから一部を紹介
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高校生の中にも既に学習以外の人生の目標を定めている生徒もいます。スポーツや芸能活動など学校以外に時間を費やしたい生徒には通信制高校は最適でしょう。ある分野で全国レベルまたは世界レベルで活躍する生徒たちがいるのも通信制高校の特徴です。
一方でアルバイトが生活の中で重要な位置を占める生徒もいます。大変な努力をして家計の一部を支えている生徒もいます。アルバイトを通じて自分が社会の役に立てるという実感を得て、自信をつけていく生徒もいます。アルバイトを通して学校では学べないたくさんのことを学んでいる生徒が沢山いるのです。
4 学習指導や行事
学習や様々な課外活動など、学校としての基盤の部分での評価もありました。
生徒アンケートから一部を紹介
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通信制高校は小学校程度で学習が止まっている生徒から東大合格者を毎年輩出する進学校の転校生まで様々な学力の生徒を受け入れていますので、それぞれの生徒に合わせた学習指導が行われています。大学進学を目指す生徒には志望校に合わせた実践的な指導も行っています。
高校卒業のための学習に費やす時間が圧縮できるのが通信制高校の魅力ですが、そうやって確保できた時間を難関大進学のための受験勉強や遅れている学習を取り戻すために使えることも大きなメリットです。
予備校レベルの学習指導にも、英数の基礎学習にも、多様な学習ニーズに応えられる指導体制を整えています。
また、生徒たちは学校らしさも求めています。前の学校では経験できなかった遠足や文化祭や体育祭などの行事や、放課後の課外活動のような体験もさせてあげたいと考えています。そういうところからもいろんなことを学び感じ取って成長していくのが高校生です。様々な工夫を凝らした行事や活動を準備しています。
心ならずも入学した生徒もいるかもしれませんが、卒業を迎えて振り返ると「通信制高校にして本当に良かった!」ときっと多くの生徒に感じてもらえると思います。