通信制高校への転入学と編入学の違いについて

通信制高校への転入学と編入学の違いについて

通信制高校への入学を検討する理由は人それぞれです。

全日制高校に入学したけど自分にはあまり合わない、もっと自由に高校生活を送りたい、健康面で不安がある、不登校の経験がある、
もしくは高校を中途退学したけど将来のためにやっぱり高校卒業資格を修得したいなど、理由は異なります。

しかし、通信制高校ではそれぞれの事情に合わせて卒業を目指せます。
今回は通信制高校への入学についてご紹介します。

通信制高校へ入学する方法は新入学、転入学、編入学の3つです。

1.新入学(新入)

中学卒業後、高校に入学するということが一般的ですが、中学卒業後に一度も高校に行かなかった方は「新入学(新入)」で入学することになります。

2.転入学(転入)

今現在、高校に通っていて通信制高校へ転校したいする場合が「転入学(転入)」です。小学校の転校と同じですので、基本的に学校間で手続きを行います。

3.編入学(編入)

何かの事情で高校を中退し、新たに通信制高校に入り直す場合が「編入学(編入)」です。

「新入学(新入)」と「編入学(編入)」は入学時期が決まっていますが、「転入学(転入)」はいつでも入学できるということも大きな違いです。

高校3年生の通信制高校への入学は1月1日までと設定している学校が多いのですが、早く締め切る場合もあります。
通信制高校への入学を検討している高校3年生は間に合わなかったということがないように早めに調べることをお勧めします。

転入・編入は以前の在籍校から単位を引き継げるの?

転入、編入どちらのケースでも単位を引き継げる場合はあります。
基本的には修得したすべての単位が引き継げますが、あくまでも単位を引き継げるかどうかは転入、編入先の高等学校の判断となりますので、入学を検討する学校にお問い合わせください。

転入の場合

現在通っている学校をやめることなく、学校を変えるだけで学籍が継続されます。
そのため今まで修得している単位や出席日数によっては、現在通っている学校の同級生と同じ時期に高校を卒業できます。

今の在籍校をやめてから(退学してから)通信制高校に入学する場合は、学籍の継続ができませんので高校の卒業時期は同級生より遅れることになります。
ケースバイケースですが、在籍校から通信制高校へ「転入」手続きを行うほうが遅れずに卒業できるということになります。

編入の場合

高校1年を修了、もしくは2年生以降で中途退学をした場合は、前に在籍していた学校で修得した単位をそのまま引き継げる学校もありますので、初めからやり直す必要はありません。

ただし、学籍の継続がされない場合は、卒業時期は遅れるということになります。
注意すべき点として、多くの全日制高校は「学年制」を採用していることです。

学年制は、学年を修了したときに単位を修得できます。
よって年度の途中で別の学校へ移る場合はその年度の単位は認められません。

高校1年生の途中で転入学や中途退学をした場合は修得した単位がないため、入学先の高等学校で卒業までに必要なすべての単位を修得する必要があります。

転入・編入時の学年はどうやって決まるの?

通信制高校の多くは単位制高校ですので、学年の設定がありません。

ただし、わかりにくいので卒業年度を高校3年生として、学年を定めています。
卒業までにあと2年必要であれば、2年生で入学、あと半年必要であれば3年生で入学ということになります。
9月で卒業できる高等学校も多いのですが、進学先を見つけることが難しいため3月卒業で在籍期間を考えることが一般的です。

あと何年在籍するかは、卒業までに必要な単位数によって異なります。
学校によって違いはありますが、1年間で修得できる単位数は30単位と仮定します。

転入・編入のどちらも以前の高校で修得した単位を引き継げますが、その修得した単位数によって学年が変わってきます。
卒業までに74単位以上の修得が必要なので、14単位未満の単位を修得している場合は卒業までに少なくとも2年半かかることになります。

逆に44単位以上修得しているとあと1年で卒業できることになります。

ただし、卒業までに3年間以上の在籍期間が必要ですので、残りの単位数が30単位未満だからと言って1年で卒業できるとは限りません。

高等学校によって1年間で修得できる単位数は異なりますので、入学を検討している学校に問い合わせすることをお勧めします。
いずれにしても、生徒さんの負担を考えると、早期の転入・編入をお勧めします。

環境を変えることでリスタートできるケースが多いため、自分に合う学校探しも大切だと言えますね。

転入・編入の違いで影響はある?

入学時期の違い

通信制高校にも公立高校と私立高校があります。
ここでは私立高校の入学について説明します。

私立の通信制高校の転入、編入の入学時期は学校によって違います。
転入の場合は、ほとんど手続きが随時可能です。

一方編入の場合は、新学期が始まる前期の4月と後期10月など時期が決まっています。
一ツ葉高等学校の場合は以下のように設定しています。

入学時期

一ツ葉高校へ転入
随時
一ツ葉高校へ転入
4月、もしくは10月

単位修得期間と引き継ぎ単位数の違い

入学先の学校判断ではありますが、転入・編入のどちらの場合でもそれまでに修得した単位は引き継ぐことができます。
一度中途退学をしてある程度年数がたっていても、指定の手続きを行えば以前に修得した単位を引き継ぐことは可能です。

退学からかなり時間が経っている場合でも、場合によっては認められることがあります。
いろいろなケースがありますので、入学希望の通信制高校にご相談されることをお勧めします。

編入の場合は入学時期が決まっている学校も多いことから、単位の修得期間は転入に比べて短い場合があります。
1年間で30単位修得できる通信制高校は、1ヶ月あたり2~3単位を修得できます。

修得期間が短くなると一般的に修得できる単位数が少なくなるということです。

 

例:すべての単位を引き継げる場合

高校1年生の課程を修了し、2年次の7月に転入した場合 18~27単位修得可能

1年次修了
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 一年中
30単位修得
2年次7月に転入
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月〜6月 7月〜3月
1年次と同じ高校に在籍 7月に転入 → 単位修得期間 9か月

 

高校1年生の過程を修了し、2年次の7月に中途退学し、編入した場合 12~18単位修得可能

1年次修了
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 一年中
30単位修得
2年次7月に中途退学
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月〜6月 7月〜9月 10月〜3月
1年次と同じ高校に在籍 空白期間 10月に編入→単位修得期間 6か月

この例の場合、転入も編入も引き継げる単位数は1年次で修得した30単位ですが、2年次終了時点での単位数は転入で最大57単位になるのに比べて編入は48単位となります。

3年次は進路先を決定するための重要な時期ですので、3年次の単位数が少ない方が進路決定には集中できますし、編入の場合はあと1年半在籍が必要になるので、転入ができるのであれば転入の方が良いということになります。

出願書類は?

出願書類は高等学校によって異なります。
調査書は基本的に必須ですので、早めに依頼された方が良いでしょう。

この出願書類をもとに入学試験が行われます。

通信制高校では面接と作文のみという学校が多いので、面接練習は必須です。
作文は事前作成の場合が多いですが、指定された文字数を守り丁寧に作成しましょう。

転入の場合
  • 入学願書
  • 調査書
  • 転学照会、在学証明書
  • 作文 ※本校所定用紙(学校見学で来校された際、もしくは郵送でお渡し致します。)
  • 写真3枚(縦4cm×横3cm)
編入の場合
  • 入学願書
  • 調査書
    ※調査書の依頼が難しい場合は、以下の書類をご準備下さい。
    ①在籍期間証明書(高等学校にて半年以上の在籍がある場合)
    ②単位修得成績証明書(高等学校にて修得した単位がある場合)
  • 作文 ※本校所定用紙(学校見学で来校された際、もしくは郵送でお渡し致します。)
  • 写真3枚(縦4cm×横3cm)
    入学選考料振込控[入学選考料:10,000円]

転入と編入、どちらを選べばスムーズに卒業できる?

現在高校に在籍している場合は、一旦高校を中途退学するよりもそのまま転校が可能な「転入」を選ぶとよいでしょう。
学校にもう行きたくない!と思ってすぐに退学するよりは、転校先の学校をじっくり選んで「転入」した方が、卒業時期や学習期間の面でプラスになります。

もしすでに高校を中途退学している場合は、以前に通っていた在籍校から単位が引き継げる高校に「編入」することがよいでしょう。

いずれにしても、あなたに合う学校はあるはずです。
自分のペースで卒業を目指せることが通信制高校の利点です。

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