愚行権(3)
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパスの夏目です。
しかし、幼児のティッシュを引き抜き程度の「愚行」であれば放置しても問題ありませんが、若者であれば下手をすると命の危険につながりかねないほどリスクの高い愚行もでてきます。したがって保護者もしくは教師は、リスクの低い愚行は放置し、リスクの高い愚行は管理しなければなりません。愚行のリスクレベルを適切に判断することが必要とされます。保護しすぎると、自主的な判断ができない子供になってしまうし、放置しすぎると体か心に大きな怪我をしてしまうことになってしまいます。
「親」という漢字は、「木」の上に「立」って「見」る、と書きます。子供が遊んでいる野原から少し離れた木の枝に立って、子供たちの様子を眺めるのが「親」である、と解釈できます。(もっとも白川静氏によれば、この解釈は誤りだそうですが)親は子供に危険がないと判断すれば放置し、危険があると判断すれば駆け寄って保護する。これが正しい「親」業である、という主張には説得力があります。そして「教師」業にも同様の姿勢が求められると、私は思うのです。
”僕ら人間について、大地が万巻の書より多くを教える。
理由は、大地が人間に抵抗するがためだ”
サン=テグジュペリ
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