「龍に噛み付いた不死鳥(後半)」
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパスの宮本です。
しかも、彼らには何度となく居城・小田城を奪われます。
その間、家臣の城をいくつか渡り歩きつつ匿われますが、
とにかくこの氏治どんな苦境に追い込まれても「絶対に諦めない」、
家臣たちも「絶対に諦めない」、領民たちも「絶対に諦めない」。
この家臣団のみならず領民たちとの団結力に、心底脱帽します。
戦に敗れると家臣が助け、しばらくすると領民たちからラブコールが起こり、再び挑戦!
そしてまた家臣の城にorzという、不屈のエンドレスループを繰り返しました。
そして、戦国時代も終盤を迎えた1590年、
豊臣秀吉による関東仕置・小田原城攻略が始まります。
もちろん、この小田さんにも秀吉から呼び出しが掛かりますが、
「いま佐竹から小田城を奪還するのに忙しいんだよっ!」といって相手にしません。
瞬く間に関東の諸城が秀吉の手に落ちていく中で、
ようやく家臣団の説得に応じて秀吉の元を訪れますが、これがまた大遅刻!
逆鱗に触れて所領を没収されてしまいます。
さて、後に徳川家康の子・結城秀康に娘を嫁がせたのち、
結城家の転封に従い越前(今の福井県)に移ったあと71歳で生涯を終えますが、
死後遺骨は常陸国しかも小田城に程近いお寺に葬られ、
生涯をかけてリベンジに成功しました。
不撓不屈の精神もさることながら、彼を愛し支えた人のなんと多いことか!
自分自身のために全力を尽くしながら、
自分を支えてくれている周囲の人々の笑顔のためにも、
全力を尽くせる人になれたら、素晴らしいですねえ。
春からの一ツ葉高校で、さらに絆を深めて欲しい今日このごろです。
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパス 宮本