「龍に噛み付いた不死鳥(前半)」
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパスの宮本です。
お花見にはまだちょっと早い今日この頃、みなさま如何お過ごしですか?
さて、今日は戦国時代にあって、代名詞とも言えるあの英雄と同じ「オダ」姓で同い年ながら、
正反対とも言える人生を送った不死鳥のお話です。
時は戦国時代、常陸国(今の茨城県)は筑波山の南麓に、
小田氏治という戦国大名がおりました。
彼はのちに常陸の不死鳥と呼ばれるようになりますが、
14歳の時に死去した父・政治の跡を継ぎます。
それからはもう次から次に戦に巻き込まれたり起こしたりと忙しい人生が幕を開けます。
ちなみに、小田氏累代の居城(本拠地)小田城は、
茨城県つくば市の小田地区に今も広い城跡が良好な状態で残っています。
この城は、一昨年に上映された映画「のぼうの城」の舞台となった忍城などのように、
埼玉~茨城によく見られる浮城と呼ばれるタイプのお城です。
湖沼や低湿地帯にぽっこり浮かんでいるように見えるので、そう呼ばれています。
さて、この小田さん特筆すべきは居城を奪われたり奪い返したりが、
まさに「ハンパない」人なのです。
途中で手を組んだりすることもありますが、
彼が戦った相手を挙げてみると結城政勝、佐竹義明、北条氏康、
越後の龍・上杉謙信をはじめとした、
教科書でも見たことがあるようなそうそうたるメンバーです。
(つづく)
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパス 宮本