代々木キャンパス ブログ

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  1. 平安時代の人気者

    通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパスの髙橋です。

    楽しかったG.W.もあっという間に終わり、
    今日からまた受験モードですね。
    日本史の授業は前回に引き続き、平安時代。
    この平安時代、400年もつづきます。

    醍醐天皇の時代、藤原時平は左大臣、菅原道真は右大臣でした。
    道真は学才に優れ、天皇の信望も厚い、現代でいえばクラスの超絶人気者キャラでした。
    そこまででもない時平はそれに嫉妬し、無実の罪を着せて道真を九州の太宰府に左遷させました。
    今日の日本史の授業では、そんな道真失脚事件のエピソードを話しました。

    さて、今日はそんな人気者・道真の話。
    道真は学者として最栄誉の「文章博士」となったあと、
    人事異動で国司として讃岐国に赴任します。
    しばらくして宇多天皇の治世中、讃岐国は飢饉に見舞われたといいます。
    この時道真は人々の苦しみを救うため、断食を七日七夜おこない、
    一身を神に捧げて祈雨の願文を奏し、人々の困苦を救済することを祈り続けます。
    もはや優しさも兼ね備えたパーフェクトボーイ。

    するとその祈りが通じたのか待望の雨が三日三晩降り続いたそうです。
    恵みの雨に喜ぶ民は老若男女を問わず、道真のいる国司の邸に集まって
    歓喜の余り踊り舞いつつ、道真に感謝を表したそうです。

    この讃岐国にいたときに『阿衡事件』が勃発し、
    道真が学者であったこともあって解決の糸口を示します。
    このことが宇多天皇の目に留まり、中央政府での異例の昇進を
    遂げていくきっかけとなりました。

    そののちに今日、授業でやった道真失脚事件がおきます。
    人の嫉妬ってこわいですね。きゃー。

    通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパス 髙橋

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