「その時歴史は動いたのかも…犬の門とブーメラン(中編)」
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパスの宮本です。
(つづき)
紀元前6世紀の半ばごろ、楚の国に霊王という非常に狡猾な王様がいました。
狡猾な彼が最も嫌うタイプは、晏嬰のような清廉の士。
しかも、晏嬰は当代きっての名宰相。
世間の評判では堂々とした体躯の国王よりも、
身長130センチ程度の小男のほうが仁徳の士として認知されていることに我慢なりませんでした。
そんな折、斉の国の使いとして晏嬰がやって来ると知った霊王は、
群臣を集めて晏嬰を貶めるための会議を開きます。
こうして「犬の門」が作られることになりました。
しばらくして楚の宮殿に到着した斉の特使一行が目にしたものは固く閉ざされた城門と、
その脇に設えられた小さな門。
四つん這いになって潜り抜けねばならぬ、文字通り犬の門でした。
(つづく)
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