「古きをたずねて新しきを知る」
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパスの宮本です。
さて、今日は久しぶりに歴史の中からお話を持ってこようと思います。
世界では成人の一人に数えられていますが、
私はちょっぴり苦手なお爺ちゃん孔子さんの言葉からです。
苦手ではありますが、それでもとっても学ぶべきところも多くあります。
今回は、「子曰く、故きを温ねて、新しきを 知れば、以って師と為るべし」という一節です。
これは、孔子さんが弟子たちに
「まずは、先人の思想や学問をよく研究しなさい。
よくよく研究を重ねることで、新しい何かを見つけられるだろうから。」
と言ったそのセリフなんですね。
現在では、
「昔(過去)の人物や事柄をしっかりと学ぶことで、
新しい発見や大事な事柄を再確認することができる」
というような意味で使われているようです。
「歴史は繰り返す」という言葉もあります。
今を生きる我々も、未来の人から見れば所詮は過去の染みのようなもの。
過去を否定してもなにも始まりません。
世界の、自国の、家族の、あるいは自分自身の過去を検証し、
何かを見つけ出す目を養わなければ、底の浅い人間が出来上がってしまいます。
案外大人でも陥りやす落とし穴です。
そうそう、数学も化学も物理も生物も英語も国語も、
全て過去の人々の発見や研究の上に成り立っています。
みなさんも先祖という先人たちの奇跡的なめぐり合わせの上に存在しています。
さあ、歴史を紐解きながら、自分らしいより良い未来を創り出していきましょう。
生徒のみなさんの笑顔に元気をもらう今日この頃です。
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパス 宮本