「龍と犬猿の虎(後半)」
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパスの宮本です。
苦渋の決断をして父・信虎を追放した時も、その後の連戦連勝も、
この二人が支えてくれていたからこそ為し得たのです。
文字通り大恩人でした。
二人の戦死によって武田家の家臣団には不穏な空気が流れますが、
それをなんとか乗り越えた信玄は甲斐に戻り、捲土重来を期します。
そして、二年後に再び両者は対峙しますが、信玄はまたもや敗北を喫してしまいます。
しかし、ここでようやく俺様で突っ走ってきたことを猛省し、
家臣の進言をしっかりと聞くようになりました。
翌年、真田幸隆の策を用いて義清の城をひとつ落としたのを皮切りに、
村上氏を信濃から追放することに成功しました。
この後、信玄は無敗を続けます。
二人の勇将を失い、同じ相手に二度も負けたことで、
信玄は思いっきり目覚めたのではないでしょうか。
自分一人の力には限りがあること。
自分の周りには素晴らしい人たちが集まっていること。
人の話を聞けない人間の言うことなんか誰も聞いてくれないということを、です。
負けないこと、失敗しないことに越したことはありません。
SEAMOのContinueという曲に、
「負けたら終わりじゃなくて、やめたら終わりなんだよね」という歌詞があります。
負けたって、失敗したっていい。そこから何かを学んで立ち上がり、そして自分を極めていく。
そういうでっかい希望と笑顔が一ツ葉高校にはあふれています。
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパス 宮本