「小事には分別せよ」
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパスの宮本です。
今日は、「こうもん」様のお話です。
こうもんといっても…天下の副将軍・水戸光圀さんのお話です。
日本で初めてラーメンを作って食べたり、
生類憐れみの令を発布した五代将軍綱吉に犬の毛皮を贈って腰を抜かさせたり、
まあ色々好きなことをやらかしてくれたお爺ちゃんです。
ただこのお爺ちゃん、藩内に上水道を整備したり(一部)、
「大日本史」という歴史書を編纂したり行政にも文化事業にも精通し手腕を発揮した、
スーパーお爺ちゃんなのです。
その黄門様が残した言葉が「小事には分別せよ、大事には驚くべからず」です。
~(一)大事というものは小事の積み重ねから出来ているのだ。
だからこそ、普段の些細なこともしっかり分析して対処し、
不意を突かれて混乱しないようにしなさい。といった意味でしょうか。
衝突やら喧嘩やらも日々の些細な鬱憤やストレスが積み重なって爆発するものでしょうし、
小さな異変や問題を見逃したために災難に見舞われるなんてことは、世の中よくあることです。
こんな時、普段からよく考えを巡らしている人、備えをしている人は、
被害を最小限に食いとどめることができます。
そう考えると、災害や防災も含まれそうですね。
あ、もちろん宿題やレポート、テストもそうですよ。
普段からの積み重ねと対策が、ここぞという時に真価を発揮します。
さあ、新年度まであと僅か。悔いのない一年をつくりあげていきましょう。
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパス 宮本