代々木キャンパス ブログ

代々木キャンパス ブログ

  1. 天皇は引越しがお好き!?

    通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパスの高橋です。

    今日は久しぶりのいい天気でしたね。
    こんな春の陽気はうれしいものの、眠くなるということで受験生には大敵ともいえます。

    さて、今日の受験授業・日本史では、先週に引き続き「奈良時代」を扱いました。
    この時代といえば、「お引越し大好きな天皇」の一言につきます。

    孝徳天皇が飛鳥と難波宮を行き来し
    天智天皇は飛鳥→大津宮
    天武天皇は大津宮→飛鳥浄御原宮
    持統天皇は飛鳥浄御原宮→藤原京
    元明天皇は藤原京→平城京
    聖武天皇は平城京→恭仁京→難波宮→紫香楽宮→平城京
    桓武天皇は平城京→長岡京→平安京

    このわずか150年の間に各天皇はこうも慌ただしく遷都に遷都を重ねました。
    孝徳天皇、天智天皇、天武天皇、持統天皇、元明天皇あたりは
    特にそこまで大きな理由はないと思います。

    まぁ、言っちゃえば、「さっぱり」したかったから。
    趣味・引越しといったような感じですかね。
    たとえば、みなさんも勉強をしていて、何時間も何十時間もしちゃって、
    その場に居続けると疲れますよね?
    そしたら、「ちょっと場所変えて勉強しよう」って思い、カフェに移動したりすると思います。
    まぁ、もちろんそれが全部じゃないとは思いますが、新しい天皇になると政治の色も変わります。

    そこで、「よし!じゃあ、さっぱりしよう!」と思い、遷都を繰り返したのです。
    元明天皇のときは始めて都を中国に習って作ったため、
    都を大変革をせざえるなく、「じゃあ、作っちゃえ!」っていうような理由で作っただろうし、
    天智天皇のときは「白村江の戦い」に負け、「やべ・・・拠点変えて守らなきゃ・・・」
    って思ったのもあるでしょう。
    でもみなさんが、気分転換するような感覚で都を移していたなんて、
    やっぱり天皇の思い付きってすごいですね。

    通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパス 高橋

新着記事一覧

自分のスタイルで成長できる一ツ葉高校へのお問い合わせはこちらから