立川キャンパス ブログ

通信制 一ツ葉高校 立川キャンパスの石本です。

今日の進学授業では、群ようこさんの「男とはなんぞや」という文章を読みました。
タイトルからして気になる文章ですが（笑）、
内容は、田山花袋の『蒲団』を軸にしたエッセイ。

群さんは小学生のときに初めて『蒲団』を読んで、
そこに出てくる主人公の中年男の嫉妬深さや情けなさに驚いてしまいます。
でも社会に出てみて、色んな男の人がいることを知ったことで、
『蒲団』への評価も変わっていったそうです。

時がたって色んな経験をすると同じ本の印象が変わるということは、読書の面白さの一つでもあります。本を読むということは、自分自身の変化を知ることとも言えそうです。
昔読んだまま棚にしまってある本。
たまには取り出して、自分の変化を楽しんでみるのもいいかもしれません。

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