おかゆの重さ
通信制 一ツ葉高校 立川キャンパスの丑谷です。
ものの重さを量るのが、好きです。小さなキッチンスケールを使っています。
離乳食のおかゆの重さを量るのが、当初の目的でした。
初めての子育てで、何もわからず、母子手帳にある「80g」の量を知りたかったのです。
今となっては、「食べたいだけ食べさせておけばいいじゃん!」と、笑えるのですが。
緊張していたのですね。
子供の食べる量が増えていくのも楽しく、
茶碗一杯分のご飯、レシピ通りに甘酢に漬けるための大根、
ケーキを焼くための小麦粉などなど、
さらにいろいろなものを量るようになりました。
郵便物の重さを量るのにも、使います。
目の前にあるものの重さは、私には、感覚でしかわかりません。
それが、数値となって出てくるのが楽しいのです。
私が教えている数学においても、似たような楽しさがあります。
関数のグラフには、それを表す式があり、
グラフが描く線のようすには、理由があります。
物理や化学、生物を学ぶと、身の回りにあるありふれたものの、
見えない部分や仕組みを知ることができます。
私たちは、仕掛けがよくわからなくても、エアコンやパソコンを便利に使っています。
なぜ赤い花が咲くのか、考える人は少ないでしょう。
日常生活の中に、科学的根拠を持ちこんでみる。
わからないことだらけですが、楽しいですよ。
通信制 一ツ葉高校 立川キャンパス 丑谷