英検に新級ができました！英検準2級プラスって知っていますか？

2025年6月27日

こんにちは！名古屋キャンパスの中原です。

本日は、皆さんの英語学習そして将来の進路を考える上で、とても嬉しいお知らせがあります。

2025年度から、英検に新しい級が加わることになりました。
その名も「英検準2級プラス」です！

「準2級の次は2級じゃないの？」と思った方も多いでしょう。
まさにその通り！この新級は、英検準2級と2級の間に位置する、新しい橋渡しの級なんです。

英検準2級プラスって、どんな級なの？

英検準2級＋は、高校上級程度の英語力が目安とされています。

これまでの英検のレベルで言うと、準2級の「高校中級程度」と、2級の「高校卒業程度」の間に位置するイメージです。

この級ができた背景には、実はこんな理由があります。

英検準2級に合格した後、「さあ、次は2級だ！」と意気込んでも、準2級と2級の間には、語彙や文法、読解、リスニングの難易度に少しギャップがあり、そこでつまずいてしまう生徒さんが少なくありませんでした。

そこで、日本英語検定協会は、このギャップを埋め、生徒の皆さんがもっとスムーズにそして着実に英語力をステップアップできるようにとこの新しい「準2級プラス」を新設したのです。

まさに、英語学習の伸びしろを応援してくれる級なんです！

準2級プラスの試験内容は？具体的な対策は？

準2級プラスも、これまでの英検と同様に「読む（リーディング）」「聞く（リスニング）」「書く（ライティング）」「話す（スピーキング）」の4技能をバランス良く測定します。

特に注目してほしいのは、ライティングとスピーキングに新しい形式の問題が加わることです。

ライティングに「要約問題」が追加！
短い英文を読んで、その内容を25～35語にまとめ直す問題が出題されます。
- 対策のヒント: 普段から、短いニュース記事や英文を読んで、「結局何が言いたいのかな？」と要点を掴む練習をしてみましょう。重要なキーワードを抜き出す練習も効果的です。これは、大学でレポートを書く際にも役立つ力になりますよ。
二次試験（スピーキング）に「ナレーション課題」が追加！
イラストや写真を見て、その状況を英語で説明する問題が出題されます。
- 対策のヒント: 日常的に目にする風景や出来事を、頭の中で英語で描写する練習をしてみましょう。「これは英語でどう説明するんだろう？」と考える癖をつけるのがおすすめです。オンライン英会話などを活用して、実際に声に出して話す練習も有効です。

その他、語彙や文法も、準2級より少し難しくなります。高校で学ぶ範囲をしっかりと定着させつつ、少し応用的な表現にも挑戦していくことが大切です。

高校生にとって準2級プラスはどんなメリットがあるの？

この新設された準2級プラスは、特に通信制高校で学ぶ皆さんにとって、大きなメリットがあります。

自分のペースで着実にステップアップできる目標に！
通信制高校では、自分の学習ペースを大切にできますよね。準2級に合格したばかりで「いきなり2級はちょっと…」と感じていた人も、この準2級＋を次の目標にすることで、無理なく、そして着実にステップアップできます。
学習のモチベーションが続く！
明確な目標があることは、自学自習を続ける上でとても大切です。「次は準2級＋を目指そう！」という目標があれば、日々の英語学習にもハリが出ます。合格という成功体験は、次のステップへの大きな自信にもつながるはずです。
進路選択の幅が広がる可能性！
大学入試では、英検の級に応じて英語の試験が免除になったり、得点に加点されたりする制度が増えています。今後、準2級＋も、大学入試や専門学校の入試において、新たな評価基準となる可能性を秘めています。

また、将来の就職活動においても、英語力は重要なアピールポイントになります。履歴書に「英検準2級＋取得」と書ければ、皆さんの努力と英語力を客観的に示すことができますよ。
「使える英語力」が身につく！
新しい問題形式が加わることで、単に知識を問うだけでなく、実際に英語を使って表現する力が問われます。これは、大学進学後や社会に出てからも役立つ、本当の意味での「使える英語力」を養うことにつながります。