偶然か、奇跡か
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパスの松下です。
12月に入り、今年も残すところおよそひと月となりました。
センター試験まで、あと1か月半ほどですね。
平成29年度のセンター試験は1月14日、15日となっています。
毎年、この時期になると、自分が受験生だった頃のことを思い出します。
私が目指していた大学(T大学)は、センター試験と個別試験(二次試験 )
の合計点で合否を判定していました。
大学によっては、センター試験と二次試験の二段階選抜となっていて、
センターで一定の得点を上回らないと、二次試験を受験できません。
よく、「足切り」と言われているものです。
また、センター試験の得点を圧縮し、
二次試験の得点と合算して合否を判定する大学もあります。
T大学は、センターの得点を圧縮していませんでした。
つまり、 合否の判定に使われる得点のうち、
センター試験の得点が占める割合が大きいということです。
なので、センターで失敗すると、挽回するのは難しかったのです。
だから、私が受験生の頃、12月はセンターの過去問や、
センター形式の問題集をひたすら解いていました。
その得点の動きに一喜一憂することもありました。
時期的に神経質になるのも無理はないのですが、
本当は良くない傾向です。
学校や塾などに通っている受験生は、
不安な気持ちがあれば先生などに相談しましょう。
人に話すだけでも、かなり心は穏やかになります。
私は塾や予備校に通っていなかったので、
メンタルを強く持つ努力をしていました。
それは、「T大学に絶対に入るんだ」という
高いモチベーションを維持することです。
モチベーションだけは、人一倍高い自信がありました。
そして迎えたセンター試験の本番。
一日目は今と同じで、英語、国語、社会のテストがありました。
英語は得意科目だったので、
少しリラックスした気持ちで迎えることができました。
しかし、 私はこの日、大きな失敗をしていました。
なんと、腕時計を忘れたのです!
そのことに気がつかないまま会場へ向かっていたのですが、
途中で母親が自転車で追っかけてきました。
床に時計が落ちていたのに気がついて、慌てて届けてくれたのです。
家から歩いて行くことができる学校が試験会場だったのが幸いでした。
会場に到着してから気づいても間に合ったかもしれませんが、
動揺した気持ちを引きずったまま英語の試験を受験していたことでしょう。
もしそうだったら、私はT大学に合格できなかったかもしれません。
普段はゲンをかついだりしないのですが、
このときばかりは、見えない力に助けられたと感じました。
でも、本当に、時計だけは絶対に忘れないように気をつけてくださいね!
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパス 松下