外国語を学習するということ(1)
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパスの夏目です。
英語の教師として、「英語を教えるとはどういうことか?」と考えることが度々あります。他の科目のように、誰もがそれを学習することで恩恵を得るというわけではないからです。例えば、「リンゴは英語ではappleだよ」と教えたとして、それが生徒にどんな意味が有るでしょうか?
もちろん、将来英語を使って仕事をしたり英語圏の国で生活する予定(もしくは目標)を持っている人であれば、「リンゴ=apple」と暗記することに意義を見出せます。しかし、日本に居住して日本人のみと生活する場合、「リンゴ=apple」と覚えても何の得にもなりません。リンゴを見ればリンゴと呼べばいいだけです。appleなどと、外人風に発音しても周囲の失笑を買うだけでしょう。
「いやいや、数学だって物理だって何の役にも立っていない点では英語と同じですよ」という方も居るかもしれません。しかし数学や物理学には「知的刺激」があります。それは日常生活では感じることが出来ないもので、その刺激を受けることで我々の知的レベルは確実に向上します。残念ながら、英語ではこのようなことは起こりにくいのです。りんごがappleであることを知っても知的刺激を受ける人はほとんどいないでしょう。「へーそうなんだ」で終わりです。
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