取り越し苦労をもって上と為す(前篇)
通信制 一ッ葉高校 千葉キャンパスの宮本です。
みなさん、こんにちは。
最大瞬間風速75メートルとも言われている台風8号が、
九州・沖縄方面で大きな被害を出しながら、
日本縦断いや日本蹂躙の構えを見せながら移動しています。
私たち一ツ葉高校も九州に多くのキャンパスがあり、
たくさんの生徒さん教職員が通っています。
広く皆さんのご無事を祈りつつ、とても気にかかる今日この頃です。
さてさて、私を筆頭に人間というものは大変贅沢に出来ている一面があります。
その一例に、防災があげられるように思います。
台風や集中豪雨などの際に警報をはじめ避難勧告などが発出されることがありますが、
いざ発出されても自宅にとどまる人も多くいます。
もちろん、交通手段や体の調子などで思うようにいかない人もいるでしょう。
また、発出のタイミングが遅く、顔面をひっぱたかれるような雨の中で動きようもない…
ということも、過去にありました。
ゆえに、今回の台風でも政府関係機関から
「空振りを恐れず早い決断と指示を行うように」と要請がありましたね。
そう、残念に思うのは発出されて避難した後に大事なく済んだ際、
行政につきつけられる批判です。考えなきゃならないことも色々あります。
手間もかかります。公民館や体育館で寝るのは、神経が休まりません。
確かに不便なことばかりです。
で、一晩開けて何事もなかったらプンプンする気も分からなくはありません。
が、ただしかし!そう思えるのも命があるからこそでしょう。
モノ言える自分が、今日ここに生きているってことだけでも、
最悪の事態から鑑みればどんなに素晴らしいことか。
(つづく)
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパス 宮本