「その時歴史は動いたのかも(1・後編)」
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパスの宮本です。
陸海軍の作戦下や戦火により命を落とした多くの人々、
不自由な生活を強いられ逃げ惑う人々、
衛生兵に見捨てられた傷病兵を最後まで看続ける女子学生たち、
様々な県民の労苦を描き出しつつ、最後にこう付け加えています。
「沖縄県民カク戦ヘリ。県民ニ対シ後世格別ノ御高配ヲ賜ランコトヲ。」
沖縄戦について、講釈を垂れるつもりはありません。
今後多くの人々の検証を重ねなければならない問題も多くあります。
ただ、激戦のさなかにこのような心配りをできた人がいたということにも気付いてくれれば、
ちょっぴり嬉しいのです。
さて、こういう話題ではとかく、
一方的な視点からこめかみに青筋を立ててがなり立てる人が少なくありません。
しかし、そのような自分こそ正しいという姿勢も、
また戦争に関与した人々とさほど変わらないような気がしてなりません。
みなさんも、日々の人間関係の中で、
或いは進路選択に際して様々な選択を迫られることがあるでしょう。
そんな時こそ見落としてしまいがちな視点を拾って、多面的に事物を考えてみましょうね。
みなさんの柔軟性に敬意を表する今日この頃です。
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