「『当たり前』をつくりだす」
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパスの宮本です。
今日は、久しぶりに孫子さんのお話です。
「よく戦う者の勝つや、智名もなく、勇功もなし」という一節があります。
これは、「戦いの上手な将軍は、勝って当たり前の状況を作り上げてから戦いに臨む。
だから、そこを見抜けない人々から見ると平凡な将軍に映るのだ。」といった意味でしょうか。
つまり、どう攻め込まれても負けないように態勢を固め、
敵の戦力や特性・虚実を見極めて必勝の策を練って準備を進める。
万全の体制を整えたところで敵を待ち構え、
あとは敵を誘い込んで自分のペースで戦いを進めて、勝つ。
戦い云々の前に必勝不敗の舞台を作り上げてしまうんですね。
だから、傍から見るとのんびり待ち構えてるところに敵が突っ込んできて、
気づいたら自滅しちゃってるじゃん!
なんだよ、お前大して働いてないなあ~。と思われてしまう訳です。
しかし、それこそ最強の将軍の為せる技だというわけです。
さあ、新学期が近づいてきました。
劇的な勝利~逆境からの逆転劇~は、単純に己の認識・準備不足を衝かれただけの話です。
平凡な勝利こそ非凡の結晶なのです。
目指す進路に向けて、あるいは自分の人生において、
平凡な勝利目指して虎視眈々とかつ着実に準備を進めていきましょう!
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパス 宮本