代々木キャンパス ブログ

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  1. 音楽と社会 その2

    通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパスの松嶋です。

    先週、音楽は社会風刺の意味合いが強いが、今の日本の音楽は
    「愛」だの「恋」だのの世界に閉じこもっていることを書きました。
    今回は、そのことをもっと具体的に書いてみたいと思います。

    さて、問題です。この人は誰でしょう??

    そうです。かの有名なレディーガガです。
    ここで注目してもらいたいのは、彼女の左手首にあるマークです。

    マークを抜き出してみるとこれです。

    このマークが何を意味するかわかりますか??

    このマークは、「逆さ十字架」を意味します。
    「逆さ十字架」??

    まず、「十字架」はご存知ですよね??
    あれは、イエスが磔にされて処刑されたときの十字架を模しています。
    今でもカトリック系の教会に行けば、イエスが磔にされた像があると思います。
    そして、それが礼拝の対象になっていると思います。
    その十字架です。なので、キリスト教徒(カトリック系)にしてみれば、
    十字架は大切なものになるわけです。

    その「十字架」を逆さまにしているのです。
    つまり、これはキリスト教に対する反発を意味しているのです。

    このマークは、キリスト教への批判の意味が込められているので、レディーガガは、
    このマークを示すことによって、キリスト教への批判を陰に陽に表明しているわけです。

    このように、音楽家は、社会への風刺者としての役割もあるのです。
    しかし、現在日本の音楽家は愛だの恋だのの世界しか語りません。
    いや。この表現は正しくないですね。
    現在日本の音楽は「愛」だの「恋」だのの歌じゃないと売れないのです。
    世の中には多く、現在の社会を風刺した音楽はあります。
    そのような音楽に注目が集まらないだけかもしれません。

    私たちは、「愛」だの「恋」だのの世界を離れた音楽をたしなむ必要があるのかもしれません。
    これを機会にさまざまな音楽を楽しんでください。

    通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパス 松嶋

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