通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパスの矢島です。

今日の試験で、心に残った出来事を書きたいと思います。

私が試験官として教室の前に座っていると、一人の生徒がやってきました。
試験では、生徒の座席があらかじめ決められており、
その生徒も自分の座るべき場所を見つけて、着席しました。
生徒が座った場所は、私とすぐ近くのところでした。

生徒のかばんの中には、沢山の先生からもらった、
教科ごとの対策プリントが入っていました。
プリントはきちんと整理されていて、
また大事な部分には、きれいなマーカーでラインが引かれていました。
生徒は試験が始まる直前まで、貪欲にプリントに目を通していました。

テストが始まると、生徒は今までの努力をぶつけるかのように、
真剣に問題用紙と向き合っていました。
あっという間に試験時間が終わると、その生徒は、
机の上の消しゴムのカスを、チリトリできれいに掃いてゴミ箱に捨て
机と椅子をキレイに整列して帰っていきました。

私は、生徒の「テストと向き合う姿勢」に感動しました。

自分の成績だけではなく、この試験が終わった後の人のことまで考えているのです。
次この机を使う人が気持ちよく使えるように、という相手への思いやりを強く感じます。

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