さりげなさ
通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパスの浜田です。
大型連休を挟んで2週間ぶりの現代文・小論文の授業でした。
小論文の授業はディベート。
前回の授業で生徒の希望で選んだ論題は、
「電車の優先席を廃止するべきに賛成か反対か」です。
導入として簡単に意見を言い合ったあと、
準備シートに賛成・反対それぞれの意見を書いてもらいました。
そして、その後、ジャンケンで賛成と反対に分かれて意見発表。
正式なディベートではないですが、様々な意見が出ました。
でも、どうしても、自分の意向とは逆の意見を言うのは慣れないようです。
機械的に半々に分けましたが、本音ベースでは「廃止すべきに賛成」の方が多いですね。
自分が直感的に思った意見と逆を考えてみることは、
議論の幅が広がり説得力を増すことにつながります。
実際の入学試験や採用試験などでも、
小論文や面接の中で決められたテーマについて意見を問われることがありますが、
その意見が正しいかまたは学校や企業の方向性と合っているかどうかよりも、
議論が終始一貫しているかどうかや、
背景となる知識や思考力があるかどうかが見極められている場合が多いようです。
つまりは議論のなかでさりげなく知識をひけらかす、と。
これが露骨だと嫌味な感じになりますよね。
言葉の端々から知性の溢れる高校生を目指しましょう。
通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパス 浜田