【#報道の現場に突撃】実践社会 社会科見学レポート 第二弾
こんにちは、代々木キャンパス社会科担当の伊藤です!
一ツ葉高校代々木キャンパスの一般コースでは、「教科書に載らないけれど、将来役に立つこと」をテーマに掲げ、生徒たちの豊かな教養と実践的なスキルを育む授業を展開しています。
毎週火曜日に開講している「実践社会」では、教室の中だけでは得られない、社会のリアルな動きや仕組みを体験的に学ぶことを重視しています。
そして去る7月15日(火)、この「実践社会」の特別編として、生徒たちは読売新聞東京本社への社会科見学に赴きました。
この企画は、普段何気なく手に取る新聞がどのように作られ、どのような人々の手によって届けられているのかを、五感を通して学ぶ貴重な機会となるよう計画しました。
募集を開始すると、参加希望者が定員の15名を大きく上回り、生徒たちの高い関心と意欲が伺えました。
当日はあいにくの土砂降りの大雨でしたが、そんな悪天候にも関わらず、多くの生徒が集合場所に集まってくれました。
新聞の奥深さに触れる貴重なレクチャー
見学が始まると、まずは実際の朝刊が一人ひとりに配られ、読売新聞社の案内員の方による丁寧なレクチャーが行われました。
普段新聞を読まない家庭が増えて久しいですが、新聞が実は様々な「面」で構成されていることや、それぞれの記事がどのように配置されているのかといった、新聞の基本的な読み方や紙面の呼び方について詳しく学びました。案内員の方からの「この面は何て呼ぶでしょう?」「この見出しの意味は何だと思いますか?」といった問いかけには、生徒たちは積極的に手を挙げ、自分の考えや疑問をぶつけていました。
その真剣な眼差しと、自ら学ぼうとする姿勢は、引率の教員として感心するほどでした。
さらに、新聞社が読者に情報を届けるまでの壮大なプロセスや、新聞記者が取材活動において何を最も大切にしているのかを、映像を通して学びました。
一つの記事が生まれるまでに、記者の綿密な調査や検証、そして情報への深い洞察が不可欠であること、また、速報性だけでなく、正確性や公平性が何よりも重要視されていることを知り、生徒たちは新聞の社会的役割の大きさを改めて実感しているようでした。
社内見学で新聞社の「今」を体感
レクチャーの後は、いよいよ社内見学です。
生徒たちは、読売新聞東京本社の高層ビルを巡り、普段は見ることのできない新聞社の「今」を間近で体感しました。
まず案内されたのは、ビルの28階です。ここからは東京の街並みが一望できます。
あいにくの大雨でしたが、広がる壮大な景色に、生徒たちからは感嘆の声が上がりました。
その後は、新聞の紙面を彩る広告やイベントの企画・作成が行われる部署、そしてニュースの最前線である編集部へと案内されました。
特に編集部では、活気ある現場の雰囲気に生徒たちは圧倒されている様子でした。
多くのスタッフが連携して作業を進める様子を目の当たりにし、新聞がチームワークによって作られていることを実感したようです。
編集部では、案内員さんからクイズが出題されました。
生徒達はお互いに相談しながら答えを導き出して、見事正解を言い当てていました。
正しい情報の重要性と発信の難しさを学ぶ一日
今回の社会科見学は、生徒たちにとって非常に示唆に富む一日となりました。
見学を通して彼らが学んだのは、単に新聞ができるまでの過程だけではありません。
情報が氾濫する現代社会において、正しい情報を自ら掴み取る力がいかに重要であるか。そして、その得た情報をいかに正確に、そして責任を持って発信することが難しいかという、情報の重要性と倫理について深く考えるきっかけとなりました。
「将来の職業選択や進路希望のヒントになった」と語る生徒もいて、社会科見学として大成功だったのではないかと思います。
一ツ葉高校代々木キャンパスの「実践社会」は、これからも生徒たちが社会に出たときに本当に役立つ「生きる力」を育むため、今回の読売新聞社見学のように、教室を飛び出した実践的な学びの場を提供し続けていきます。
今回の経験が、彼らの将来を豊かにする一助となることを願っています。
一ツ葉高校の学びや雰囲気に興味を持った方は、ぜひ学校説明会や個別相談にお越しください。皆さんの「学びたい」という気持ちを、私たちは全力でサポートします!