立川キャンパス ブログ

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  1. 何をして生きるのか

    通信制 一ツ葉高校 立川キャンパスです

    「何をして生きるのか」

    こんにちは、立川キャンパスの橋本です。

     

    夏休みはどのように過ごされましたか?

    帰省した方もいれば、気の置けない仲間と過ごした方もいるかもしれません。

    幸福な時間を過ごしてくれれば、私たちとしてはうれしいです。

     

    先日、アンパンマンの映画を見る機会がありました。

    橋本はアンパンマンの映画が好きで、時折見に行くのです。今年は

    「それいけアンパンマンきらめけアイスの国のバニラ姫」

    と、一行の間に二回も命令される攻めたタイトルでした。

     

    アンパンマンの映画!? と思われた方もいるかもしれませんが、

    これがなかなかどうして面白いのです。

     

    たとえば2006年の映画では

    「いのちとは何か」という問いに対し、圧倒的な映像で一つの答えが提示されました。

    終わった時には比喩でなく涙で前が見えないような状態でしたよ。

     

    今年の映画は、仕事のやりがいや生きがいといったものがテーマでした。

    義務感のみで仕事をする真面目なバニラ姫は、どうしても生きがいを得ることができず

    生業であるアイスクリームの呪文を使えなくなってしまいます。

     

    はたらく人間として身につまされるものがあると同時に

    いま就職活動をしている生徒たちとも重なりました。

    求人広告を探し、企業訪問の手続きをするお手伝い。こちらも一生懸命です。

     

    そんな中で、

    何をしたいか悩んでいる、と生徒から時折聞くことがあります。

     

    何をしたいか・・・

     

    どの方向で何をしたいか、も大事ですし、

    ひょっとするとそれよりも大事なのが

    何のために、どのようにそれをしたいか、

    だと思います。

     

    例えば同じ教育関係職でも

    公立学校の教師と進学塾の講師は違いますし、

    特別支援学校の教師、法務教官、社会人向け資格予備校のスタッフもそれぞれ違います。

    企業の研修部だって教育関係に入るでしょうし、

    市役所に入って教育政策に携わることもあり得ます。

    子ども食堂にかかわることもできますし、

    支援ととらえればソーシャルワーカーのような形も考えられます。

     

    それぞれ、仕事のスタンスは様々ですよね。

    「どんな受験生でも絶対に志望校に受からせてやる!」から

    「少しでも多くの子供に安全な寝床を!」まで

    それぞれ必要とされており、意味がある仕事です。

     

    アンパンマンの映画において、アイスクリーム呪文は

    「誰かを笑顔にすること」を心からの目的として唱えたときのみ発動しました。

    義務感と技術だけでは、足りなかったのです。

     

    何をするか、よりも、

    何を目的として、どのようにするか。

     

    先日最終回を迎えた仮面ライダーに、

    夢を叶えられず仕方なく町の時計屋になったレギュラーキャラクターがいました。

    彼は時計屋として静かに研鑽を積み、

    最終的にどんな時計でも直す技術を身につけることで

    人を助けることに生きがいを見出しました。

    「ただの時計屋」ではなく

    「人を助けられる時計屋」というスタンスを彼は得て、仕事の軸としたのです。

     

    会社を選ぶのと同時に、

    そこでどんなスタンスで仕事をするのかを決められれば、

    進路は考えやすくなると思います。

     

    どの仕事に就いたとしても、芯を通すこと。

    どんな○○になりたいのか。

    その芯を、見つけるお手伝いをしていければ・・・

    私たちとしてはそれが一番の喜びです。

    どんどん相談に来てください。

     

    立川キャンパス生徒たちが、

    少しでも幸せな選択ができるよう、頑張りたいと思っています。

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