日本史特別授業
通信制 一ツ葉高校 立川キャンパスの松嶋です。
今週は、特別授業週でそれぞれの科目でいろいろな授業が実施されています。
私が、担当する日本史では、映画を見て歴史感覚を養ってもらう。
と思ったのですが、午前も午後も映像を見るだけでは、つまらないと思ったので、講義をしました。
本日のテーマは、「日本」って何だろう??
です。私たちは、「日本」に生まれ・育っているけれども、
「日本」についてどのぐらい知っているのだろうか??こんな問題意識から授業を行いました。
では、「日本」とは何と読むでしょう??
「にほん」「にっぽん」どちらでしょうか??正解は、どちらでも可です。
次に「日本」が成立したのは、何年ごろでしょうか??
生徒も大人も含めて、以外と私たちはしらないものです。
現在の歴史学では7世紀ごろに成立したといわれています。
天武天皇・持統天皇のころだといわれています。それ以前は、「倭」といわれていました。
日本史では、「倭」と「日本」を厳密に区別する必要があると考えられています。
さらに、「天皇」の号を初めて用いたのも天武天皇といわれています。
「日本」と「天皇」は、セットになって日本史上に出てきたわけです。
このように、言葉を厳密に問い直すと今までと違った歴史が見てきます。
生徒からも、「日本の成立がしれた」とか「日本の成立について全然知らなかった」
などの感想をいただきました。
歴史を学ぶことによって、今までとは違う視点が見えてくる。
これを経験できたなら、私としてもうれしい限りです。
通信制 一ツ葉高校 立川キャンパス 松嶋