通信制 一ツ葉高校 立川キャンパスの松下です。

私が農学部出身なのは以前お話しましたが、高校生の頃には別の道を考えていました。
それは、エネルギー資源の問題を解決するための研究をすることでした。
化石燃料が近いうちに枯渇するという話や地球温暖化については、
皆さんも耳にしたことがあるかと思います。
私は当時、新しいエネルギーの開発の研究をしたいなあと考えていました。

実際、農学部に在学していた時も、バイオマスエネルギーに強く興味をひかれていました。
バイオマスエネルギーでは、例えばトウモロコシから作るエタノールなど、
植物をエネルギー資源として利用します。植物は成長のために光合成をしますが、
光合成ではたくさんの二酸化炭素が植物の体内に固定されます。なので、
バイオマスエネルギーなら、大気中の二酸化炭素濃度のバランスを保つことができます。
エネルギーといえば、他に興味があったのは、燃料電池です。

燃料電池は、水素と酸素を燃焼させてエネルギーを取り出します。
あとには水しか残らないので、環境に優しい技術のひとつとして注目されているんですよ。
でも、水素は燃えやすく危ないので、ガソリンスタンドのガソリンのように安定して
貯蔵するのが難しいといわれています。
また、製造コストも高いので、ガソリン車くらいに燃料電池車が普及するのは、
まだまだ未来のお話かもしれません。

＊写真は前期スクーリングの一コマです。

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