たまには「証明問題」でも・・・
通信制高校 一ツ葉高校 熊本キャンパスの新開です。
前期の単位認定試験まで、あと2週間になりました。
現在、試験範囲分のレポートを返却しています。
それにしても、6科目、7科目・・・となると、結構な量になりますね。。。^^;
熊本キャンパスでは、第6回目のレポートを進めながら、試験対策授業も行っていきますので、生徒の皆さんはちゃんと出席するようにしましょう!
また、試験の時間割は後日配ることになりますが、実施日になっている9月5・6・7日の予定は、しっかり空けておきましょうね。
さて、前のブログで、岡先生が“モンティ・ホール問題”について書いてくれています。
私も流れに乗っかって(?)数学の話題に触れてみたいと思います。
先日行われた前期スクーリングでは“数学クイズ”を実施しました。
その中で、次のような問題を出題しました。
[問題]
3桁の自然数「7□7」が9の倍数になるように、□に整数を入れなさい。
[答え]
□=4
倍数に関する性質を知っている人は、即答できたのではないかと思います。
せっかくなので、この問題を一般化したものを証明してみたいと思います。
[問題]
0以上9以下の整数a、b、cについて、次の命題が成り立つことを証明しなさい。
「a+b+c が9の倍数」 ⇒ 「100a+10b+c が9の倍数」
[証明]
100a+10b+c
=(99a+a)+(9b+b)+c
=99a+9b+a+b+c
=9(11a+b)+(a+b+c)
ここで、a、bは整数だから、11a+bも整数であり、9(11a+b)は9の倍数である。
したがって、「a+b+c」が9の倍数のときに、「100a+10b+c」も9の倍数になる。
よって、与えられた命題は成り立つ。(証明終)
ここでは3桁以下の自然数について証明しましたが、この性質はどんな整数についても成立します。
知っておくと便利な性質ですので、とくに進学コースの生徒の皆さんは、上のような具体的な問題は即答できるようになっておきましょう!
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