何故そうなるのか考える練習
通信制 一ツ葉高校 小倉キャンパスの江原です。
昨日ブログに書いた「考えるカラス」の問題、先生たちの間で中々の反響でした。みなさん考えるのが好きなんですね。廣政先生は、昨日のブログに答えが書いていなかった!と、朝からいきなり詳しい解説を求められました。探究心が素晴らしいですね。
口頭でも解説しましたが、いちおうここにも書いておこうと思います。問題は、「長さの違う2本のローソクにふたをすると、どちらが先に消えるか?」でした。答えは、長い方が先に消えるですが、それは何故でしょう?
今回の実験では、酸素がなくなるのは上方と下方とどちらが先かという話なのですが、ロウが燃えると二酸化炭素が発生します。通常、二酸化炭素は空気より重いため下にしずむのですが、燃焼により発生したばかりの二酸化炭素は高温なため膨張しており密度が小さくなっています。つまり、空気より軽くなっているので、ビンの上方に二酸化炭素が溜まります(対流)。相対的に、上方の空気中の酸素の濃度が薄くなり、長い方のローソクの方が先に消えます。ご納得いただけたでしょうか?
では、調子に乗って第二問です!
台車に風船をつけ台車を前に押すと風船はうしろに倒れます。では、透明なはこで風船をすっぽりおおってから台車を前に押すと、風船はどうなるでしょう?1.うしろに倒れる 2.前に倒れる 3.そのまま倒れない さて、どうなるでしょう?
考えていただけましたか?こたえは・・・
さて、それは何故でしょう?理由が気になる方は江原までご連絡ください。
通信制 一ツ葉高校 小倉キャンパス 江原