小倉キャンパス ブログ

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  1. 正しい節分

    通信制 一ツ葉高校 小倉キャンパスの江原です。

    明日は2月3日節分の日です。節分とは、「鬼はそとー!福はうちー!」と言いながら、豆をまく習慣のことですが、何故、豆なのか!について、最近知る機会があったので、ここに記しておこうと思います。

    結論から言うと、実は、「豆」は、「桃」の代わりなのだそうです。諸説あるようですが、わたしの聞いた、「節分の豆は桃の代わり説」をお教えしたいと思います。

    この説は、日本最古の歴史書、古事記に由来します。古事記の中に、伊耶那岐神(イザナキノカミ)と伊耶那美神(イザナミノカミ)という夫婦の話があります。ここから先はざっくりと書きますが、簡単に言うと、イザナミノカミは死んでしまい黄泉の国へ行ってしまい(神なのに死ぬのか・・・と思いますがここは置いておいて)、連れ戻そうとしてイザナキノカミも黄泉の国へ出掛けますが、イザナミノカミは帰れない。帰れる方法を聞いてくるからここで待っていて欲しい、ただし、その間私の姿を見ないで下さいとイザナミノカミが言います。ところがイザナキノカミは見てしまいます(お約束)。すると、イザナミノカミの姿は、ウジのわいた恐ろしい姿に!驚いたイザナキノカミは、一目散で逃げ去ります。怒ったイザナミノカミは、予母都志許売(ヨモツシコメ)という妖怪女と悪霊たちを追手として差し向けます。

    イザナキノカミは、必死で逃げて、黄泉の国と現実世界の境目である黄泉比良坂(よもつひらさか)という場所までたどり着きます。まだしつこく追いかけてくる悪霊たち。イザナキノカミは、そこに生えていた桃の木から桃の実を3つもぎとり、それを悪霊たちに投げつけます!すると、ぎゃぁーっ!と1500もいた悪霊たちは次々と倒れていきました。というお話が古事記に載っています。そして、豆まきはそのことが起源となっているそうです。

    ここで注意点があります!スーパーで買った豆はただの豆で、鬼を追い払う力はありません。神社で神主さんが、「イザナキノカミが逃げ帰ったときに悪霊を追い払った桃の実の霊力をこの豆に授けたまえ」という内容の祝詞(のりと)をあげた豆にのみ鬼を追い払う力があります。神社で豆をもらえなかった人は、桃を投げましょう。鬼退治の桃太郎もこのことが起源のようです。桃の実が難しいなら桃の缶詰や桃の飴でも良いと思います。節分は祝詞をあげた豆か桃か桃製品を投げましょう。では、みなさま、正しい節分を!

     

    通信制 一ツ葉高校 小倉キャンパス 江原

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