進路について
通信制 一ツ葉高校 小倉キャンパスの江原です。
早いもので、今週で10月が終わります。11月に入るとめっきり寒くなるでしょうから、越冬の準備をしないとですね。エボラ出血熱も気になりますが、現実的には風邪の予防に気をつかいたいところです。
そして、主に進学コースの授業を担当している身としては、冬と聞くとどうしても受験を連想してしまいますが、受験に限らず進路を決めるってとても大変ですよね。自分で進路を決めるという行為は、自分の決定に責任を持つということでもありますから、なかなか決めかねている人も多いでしょう。
進路を考えるにあたり一番重要なことは、「自分は何をやりたいのか」「自分には何が向いているのか」など、自分の気持ちに素直に向き合うことだと思いますが、それが分っている人は少ないでしょう。そういう人達がまずすべきことは情報収集です。来週の水曜日(11月5日)には13時から小倉駅北口のAIMビル三階で「通信制高校合同進路説明会」が行なわれます。大学や専門学校の説明会や面接試験の練習などもしていただけるようです。進路を決めかねている人は是非参加しましょう。
今日は、この話題に即して、私が知っている情報を書いてみます。
いま、学校名不問採用という制度が広まっていることをご存知でしょうか。採用試験の際に大学名を記載させない、または大学名を採用の材料に利用しないという制度です。厚生労働省の統計によると、60~70%の企業がこの制度を利用しています。これが何を意味するのかというと、どこの大学でも良いので行けば良いという意味ではありません。どこの大学であろうと、大学に行ったからといって就職に困ることはないなんてことはないという意味です。年功序列が崩壊し、国際化の競争にさらされているこのご時世、安泰な道なんかないっていうことです。つまり、どうすれば良いか、個人の能力を磨く必要があるのではないかと私は考えます。
とりあえず大学という気持ちで進路を選択してしまうと、のちのち困ることになってしまうのではないかと思います。進路に不安を抱えている人は、先生方に相談してみたり、色々な情報を集めてから、じっくり考えてみることをおすすめします。
通信制 一ツ葉高校 小倉キャンパス 江原