博多キャンパス ブログ

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  1. 石油経済を科学してみよう!

    通信制高校 一ツ葉高校福岡キャンパス 井上です。

    みなさんこんにちは。

    今から約60年前に、石油資源を持たない日本の技術者たちは、中東のアラビアで石油の採掘に挑んだ

    アラビアのカフジ沖という、それまでアメリカのビッグな石油資本(メジャーと呼ばれるエッソ、モービル、BP、シェル等々)に石油は出ないと見放されていた地帯の石油採掘権を入手し、一発必中のボーリングに賭けた。

    当時の日本の技術者達は、見事に石油を掘り当て、メジャー資本をあっと驚かせたのである。

    さて、石油を化石燃料といったのは、有名な大資産家で、石油王のロックフェラーという人物である。ロックフェラーは経済人であるが科学者ではない。そこで、大富豪に影響されずに、石油が生物由来なのかそうでないのかを、科学する人間として冷静に考えてみよう。

    石炭は、空気中の炭酸ガスを光合成によって、植物が自ら空気中の炭素を固定したものであると理由づけできる。同じように石油が生物由来という理由を探してみてください。

    石炭には、泥炭、亜炭、褐炭、瀝青炭、無煙炭というように炭化の度合いが化石として存在する。成分も、場所によって異なる。

    石油には、石炭のように途中の生成物はなく、石油の成分は産地が違っても似たようなものである。

    石油が生物由来でなく、地球誕生時の物質に炭素や水素が多く存在したことなどから、石油は地球誕生時からあるのではないかという説もある。石炭のもとになった空気中の炭酸ガスは気体として炭素を含む物質であり、それがひいては石炭を生み出している。液体の炭素(石油の素)も莫大な量が地球の組成物として元々あってもちっともへんではないのです。

    不思議なことにジジイが小学生だった五十年前も現在も、「石油資源はあと六十年後に枯渇するから代替エネルギーの開発が急務だ。」と同じことが繰り返し言われている。何か、誰かのウソや噂に世界中の人間が振り回されているのではないだろうか。

    限りある資源?=石油は50年前の1バレル約5ドルから、現在は5~20倍以上に価格が高騰している。

    地球温暖化問題や経済・金融危機・世界同時不況などのグローバル社会問題の根幹に、エネルギー資源の枯渇というウソやデマみたいな空言(そらごと)が意味を持っている。

    イヤな時代だなぁと思っているのは、私だけではないかもしれない。

    通信制高校 一ツ葉高校福岡キャンパス 井上

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