千葉キャンパス ブログ

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  1. 「星の王子様」とオヤジ

    通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパスの夏目です。

    先日、DVDを借りてきて家族と「星の王子様と私」という映画を見ました。中二になった娘は、「こんな子供向けの映画は見たくない」とゴネテいましたが、他にやることがなかったのか一緒に見ていました。

    映画の主人公は9歳の女の子で、名門小学校に入学しスーパーエリートとして成長するために分刻みの学習計画を母親から課せられています。(私は小学生向けに授業をしていた関係でこの手の親子が日本でも多くいることを知っています)女の子はこのタイトなスケジュールに疲弊していきますが、隣家に住む風変わりな老人と仲良くなることで心の安らぎを得るようになります。その老人は若い頃「星の王子様」と友人で王子様とのエピソードを少女に語っていく、というのが前半のストーリです。(後半はネタバレになるので省略します)

    個人的な映画の感想を言えば、「非常によかった」ということになります。「子供向き映画としては、大人でも楽しめた」という訳ではなく、「大人向けの映画を大人として堪能した」という意味です。実際、妻も私と同じ感想でしたし、(まだまだ子供の)娘はポカンとして「訳がわからなかった」とつぶやいていました。正直なところ、この映画のもつメッセージは大人しか分からないものです。(恐らく40歳を越えないとピンと来ないと思います)

    原作に余計な手を入れたから「大人向け」の作品になってしまったのではないか、とお考えの方がいるかもしれませんが、私はそうは思いません。サンテグジュペリの原作自体がもつメッセージが難解かつ老熟したものなのであり、そのメッセージを今回の映画は上手にアニメ化できていたと思います。

    40歳以上で人生にちょっと疲れた方は、この映画を是非見ていただきたいと思います。

    通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパス 夏目

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