千葉キャンパス ブログ

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  1. 今時の高校生

    通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパスの夏目です。

    私が高校生だった頃、親や教師は潜在的な「敵」でした。しかし、今の高校生たちにとっては潜在的な「仲間」です。このことはもちろん悪いことではなく良いことです。しかし、この転換によって失われたものもあるはずです。失われたものの一つは「自我の確立」ではないかと私は感じています。

    私が中学生高校生という時期を、高度成長の末期で管理教育で有名な地方で過ごしました。教師たちは自分たちの価値観に自信をもっており、それを躊躇いもなく生徒たちに押し付けてきました。そしてそれに従わない生徒たちには(体罰という)暴力で矯正することも厭いませんでした。

    少なくない生徒たちがこれに反抗心を抱いたのは当然です。彼らは教師が押し付けてくる価値観に飲み込まれないように、自分たちの価値観を確立する必要に迫られました。彼らは仲間と結束して独自の文化を発達させたり、異端とされている文学書を読んで感化されたりして、大人たちに対抗できる(と彼らが思っている)自分独自の思想を身につけて行ったのです。こうして私の同世代には「反抗的ではあるがどこかユニーク」な人間が多くいました。

    今の高校生はこの逆で「素直ではあるがどこか画一的」な人間が多い、と感じます。繰り返しますが、これは悪いことではありません。私自身の経験からいっても、「反抗的でユニーク」な人間は社会人として苦労することが多いので、芋の高校生たちのほうが幸福な人生を送る確率がたかいのではないかと思います。

    通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパス夏目

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