外国語を学習するということ(4)
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパスの夏目です。
自分の中に「自分の言いたいこと」があらかじめ存在し、言語はそれを外に発する為の道具に過ぎない、と我々は考えがちです。でも実際はそうではなく、私達は「言葉」という道具に縛られて「自分の言いたいこと」を思いついているのです。
鋸しかもっていないのであれば、鋸で切れる範囲の小木しか切り落とせません。従って食卓や犬小屋程度のものしか作ることが出来ません。チェーンソーがあれば、大木も切り落とせます。従ってログハウス並みの大作を作ることも可能です。私が「食卓を作ってみたいな」とふと思うことがあるとしても、「ログハウスを作ってみたいな」と思わないのは、私が鋸を扱えてもチェーンソーを扱うノウハウを持っていないからです。思考が道具を規定しているだけではなく、道具が思考を規定している面があるのです。
外国語も同様です。我々は「普段、日本語で話している内容を英語で伝えられたらいいな」と考えがちですが、実際は(英語力が向上すれば)普段日本語では考えもしなかったことを英語で考えるようになります。英語という「普段とは違う道具」が「普段とは違う思考」を強いるからです。
外国語を学ぶ醍醐味は、自分の中で眠っていた「隠れた自分」が引き出されることに有ると私は考えています。
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