“仕事”
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパスの榊原です。
美味しいチョコレートをいただきながら、昨日のプレスクールを振り返ります。中学の卒業式を終えたという生徒といろいろな話をしました。
「卒業式どうだった?」「堅苦しかったです」「式典だもんね、緊張した?」「いや、そんなには」「式の間、どんなこと考えてたの?」「うーん、今日の昼飯なんだろう、とか」「おなかすいてたの(笑)?」「だいたい飯のこと考えてます(笑)」
いつもキャンパスで見せるリラックスした様子で卒業式にも出席できたみたいです。
「式が始まる前から泣いてるクラスメイトがいて、それ見てたら逆に僕は泣けませんでした」「先生たちはどんな様子だった?」「泣いてる先生もいましたね」「おうちの人はどんな気持ちだったんだろう?」「うーん、これでもう学校の仕事しなくていいから、ほっとした、とか?」
生徒の口から出た「”仕事”」というキーワードから、お母さんがしていた”仕事”について考えました。
「お母さんはどんな”仕事”をしてた?」「会計係です」「うん、それだけかな?」「PTAの仕事とか」「そうだね、それも大切な”仕事”だね。じゃあ、”仕事”を”役割”と言い換えてみようか、お母さんがこの三年間してくれたことは何だった?」
うーんと考え、あれやこれやとたくさん話をして、生徒が出した結論は、「子どもを三年間、無事に中学校に通わせること」でした。中学三年生まで無事に育て上げる保護者の皆様の大変さは、普段なかなかお子様には伝わっていないことの方が多いと思いますが、こうした節目の時にふと振り返ってみると、保護者の皆様の深い愛情に気付くようです。
「大変だったんだなあ、って思います」
生徒が最後にもらした一言と、その時の表情が、とても印象的でした。プレスクールに通い始めた頃よりもずっと大人っぽい表情になりましたね、春から高校生として一緒に勉強できるのがとても楽しみです。これからもいろんな表情を見せてくださいね、卒業おめでとう♪
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパス 榊原