千葉キャンパス ブログ

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  1. フタコブラクダ(4)

    通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパスの夏目です。

    従ってフタコブラクダを前提とした新方式を導入するしかありません。では「フタコブラクダ対応型授業」とはどのようなものになるのでしょう?この点に関しては、様々な手法が提案され議論されています。例えば「反転授業」。これはビデオなどを使って教室外で予習し、その復習授業で行うというもの。従来の「教室で学習、家で復習」を「反転」させたのでこの名をつけられています。この方式であれば、個々の生徒は自分に適したペースで学習を進められるので、理論的には生徒の授業に対する不満はなくなるはずです。

    他にも「学び合い」という手法が注目を集めています。これは教師が学習内容を教えるのではなく、生徒同士が教え合うことで学習するというやり方。学力の低い生徒であっても、先生ではなく同級生から教えてもらうことで真剣に学習に取り組み始める。一方、学力の高い生徒も、教えることで学力を高めるだけでなく、指導力や協調心を育むことができる、というわけです。

    しかし、「反転授業」にしても「学び合い」にしても、実践上の問題が山積しています。おそらく最大の問題点は教師の技能不足でしょう。ヒトコブラクダ型授業であれば、「クラスをリードする」技術を求められるわけですが、フタコブラクダ型であれば「クラスをサポートする」技術が求められます。「リードする」と「サポートする」は全く異なる(時として相反することの多い)技能であり、「リードする」ことに長けた教師たちも、「サポートする」際には無能力を露呈してしまいがちです。

    ヒトコブラクダからフタコブラクダへの移行期において、教師は「クラスをリードする」能力も「クラスをサポートする」能力も同時に求められることになるでしょう。

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    通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパス 夏目

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