フタコブラクダ(2)
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパスの夏目です。
応用問題の増加は、学力上位層の生徒のモチベーションを上げます。より難しい問題に挑戦しそれができるようになると、テストの点数としてその努力の成果が目に見える形で現れる。よい点数を取ればもっとよい点数を取ろうとするし、点数が下がれば挽回しようとがんばることでしょう。そこには良循環があります。
一方、応用問題の増加は学力中位層下位層のモチベーションを下げます。自分にとって手も足も出ない問題を見ると、がんばろうという意欲が減退する。点数が下がれば、ますますやる気がなくなり点数がより悪化する。そこには悪循環があるのです。
結果として、学力レベルはフタコブラクダになっていると言われています。かつては60点前後の点数を取る子供たちが非常に多い、ヒトコブラクダ型でした。しかし今は80点以上に一つの山が来て、40点以下に二つ目の山が来るという「フタコブラクダ」型が一般的なのです。かつては55点から65点の生徒が半分以上を占めた結果平均点が60点になっていました。しかし今は80点以上を取る生徒層と30点台の生徒層が一番厚くなった結果、平均点としては60点になっています。同じ「平均60点」でも内実に大きな違いがあるわけです。
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