「一言の差・・・学びの瞬間(丙)」
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパスの宮本です。
「商う」って言葉聞いたことありますよね。「あきなう」です。
この言葉の語源には、いくつかの説が唱えられていますが、その中でも私の心の中に最もしっくりときている一節を紹介したいと思います。
有名な説では、「秋に刈った稲藁で縄をない、それを売ったことから」というものがありますね。
さて、「なう」とは、もともと「縄をなう」の「なう=寄り合わせる」から生まれたとする考えですが、これは殆どの説にも共通しています。
例えば、「担う」とは「荷なう」で、荷物(責任)を己の身に寄せて担ぐこと。
「誘う」とは「いざ(と)なう」で、相手を「いざ(さあ)」と誘い自分に引き寄せること。等が挙げられます。
では、「商う」の「あき」は何かということです。「空き」つまり、必要なものがない「空き(不足)」の状態を解消したいお客さんと、品物を売って財の「空き」を満たしたい商人の「空き」、現代でいえば「ニーズ」なり「ディマンド」といったものを「寄り合わせ」ることに「商い」の原点がある、という説です。
なんだか当たり前といえば当たり前ですが、「雨が降れば 傘をさす、至極簡単、当たり前のことを適宜適切実行する ことこそに、商売の秘訣がある」とは、故松下幸之助翁の言です。当たり前なことほど大切だったり、真意が隠されているのかもしれませんね。
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