「常在戦場(前)」
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパスの宮本です。
今回のタイトルは新潟県中越地方にあった長岡藩の藩訓とされていたものです。
「常に戦場に在り」~平時こそ細心の注意を払い、最悪の事態を想定して最善を尽くせ。
常に覚悟を決めて行動せよ。~という意味でしょうか。
さて、私が幕末期に尊敬する人物は四人います。
小栗上野介(幕府勘定方、幕府役人にありながら、
薩長藩士たちの先を行く近代国家設立の構想をもち横須賀造船所建設に尽力した)、
江川太郎左衛門(韮山代官、日本で最初の反射炉やお台場建設の指揮を執った)、
西郷頼母
(会津藩家老、薩長との対立回避に尽力するも開戦後は陣頭指揮を執り戦後処理も行う)。
そして長岡藩の河合継之助です。
彼は幕末の混乱期にあって、当時最先端であったモンロー主義
(米・第5代大統領モンローによる国家間の相互不干渉説)の影響を受け、
長岡藩の中立を宣言し、幕府軍と新政府軍の調停役を申し出ます。
(つづく)
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