「山本さんの名言~その三」
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパスの宮本です。
みなさん、こんにちは。今日は、みたび五十六さんのお話です。どんな人だったかは、前々回お話した通りですね。今回は、育成に関する三連作の最後の一首になります。
「やっている、姿を感謝で、見守って、信頼せねば、人は育たず」~一度任せた以上は、出したい口も挟みたい嘴もじっと我慢して相手が頑張っている姿を見守り、とことん信頼してあげなければ、人も成果も実らないだろう」という意味でよいでしょう。
「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、褒めてやらねば、人は動かじ」
「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず」
と、こうして漸く育ててきたのに、最後の最後で相手に不安や疑問の目を向けたら、それまでの信頼は一気に失われてしまいます。
任せたら…そもそも、この人に任せようと決めたのも自分自身なわけですから…相手のことをとことん信じ抜くしかないわけです。もし、失敗したとしても、それは人を見抜く力のない自分こそ責められるべきなのでしょう。
事実、ミッドウェー海戦で指揮を執って惨敗を喫した南雲中将を更迭せず、再度司令官に任じているのは、「信頼せねば、人は実らず」の山本イズム表れなのかもしれません。
これから、色々な場面で人からものを任され、人に物事を託すこともあるでしょう。そんな時にこの三連作を思い起こしてもらえたら嬉しいです。
一ツ葉高校の生徒のみなさんに、常にこの姿勢で望み続けたいと考える今日このご頃です。
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパス 宮本