通信制　一ツ葉高校　代々木キャンパスです。

「君に幸よ多かれ。」

去る3月9日。
一ツ葉高校関東キャンパスの卒業証書授与式が催され、
3年生たちが一ツ葉高校を巣立って行きました。

中学を卒業後すぐに入学して、3年間一ツ葉に在籍した生徒もいれば、
最後の半年間だけ在籍した生徒もいて、一ツ葉で過ごした時間は人それぞれでした。
それでも、旧知の仲のような深い関係になったのではないでしょうか。

今回卒業した生徒全員、一ツ葉に入学してきた時から見て来ています。
最初は不安や緊張からか、口数の少なかった生徒が、
いつの日か自ら新入生や先輩後輩に積極的に話しかけに行くなど…
月日が経つにつれて成長していく姿を目にすることが出来、
教師冥利に尽きる時間を皆さんから貰いました。

今思えば、卒業生のみなさんとは上手く行かなかったことも多かったし、
考えや意見が合わずにぶつかることもありました。
すぐに怒ってしまってごめんなさい。

もっとこうすれば良かったな…もっと出来ることはなかったか…
「もっと…」を挙げればキリがありません。
でも、皆さんと接してきた時間で僕なりに信念を貫いたつもりでもあるので、
「後悔」はしていません。
そうした時間も含めて皆さんとの思い出です。

卒業式終わりには、キャンパスで在校生主催の「3年生を送る会」を実施しました。
前日の遅い時間までキャンパスで一生懸命準備をしてくれていました。
来年度はこの在校生がキャンパスの中核を担っていきます。
きっとこれまでにない良い雰囲気をキャンパスにもたらしてくれるんじゃないか…
と勝手に期待しています。
心のこもった準備とおもてなしをしてくれた在校生の皆さんにこの場をお借りして、
「ありがとう」と御礼を伝えさせてもらいます。

週が明けて、3年生たちがキャンパスに登校してこないことに違和感しか覚えませんが、
またいつの日か再会出来るような気がしてなりません。
それぞれの環境でどう成長していくのかを想像しながら、
皆さんと再会できる日を楽しみに待とうと思います。

恥ずかしい話ですが、
別れが寂しい気持ちや「頑張れよ」という気持ちが色々混ざって、
この年になって涙をたくさん流しました。
高校生の時は人前で涙を流すことなんて考えもしなかったし、
なんなら「ダサい」とすら考えていました。

でも今は、
1年に1度くらいはこういう日があっても良いか。
…と思うようになりました。
それが何故かはわかりませんが、生徒の皆さんのお陰であることは間違いないですね。

改めて、卒業生のみなさん。卒業おめでとう。
この先の人生で色々な人と出会い、変わって生く中で、
涙が溜まったら、また、会いましょう。

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