歴史を学ぶ意義
通信制一ツ葉高校代々木キャンパス 矢島です。
「死刑」という言葉を聞き、ドキッとしない人はいないと思います。
国の裁判によって「死」によって罪を償うように言い渡されたとしたら、
加害者本人だけでなく、被害者・加害者それぞれの家族は、どのような思いになるでしょうか。
昨日の日本史の授業では、この「死刑」という重たいテーマを掲げて
刑罰と日本史(おもに大宝律令から)」を勉強しました。
その後、罪を死で償うことの重さや、被害者・加害者の気持ちに立って
考えることを中心に、生徒と私とでディスカッションを行いました。
ある生徒は、
「被害者家族・加害者家族それぞれの気持ちに立って考えることは、本当に難しいと思った」
と感想をいっていました。
生徒一人ひとりが、歴史を知るだけでなく、
「歴史から何を学び、活かすか」という観点で授業に臨んでもらいたいと思っています。
僕らの脳は覚えるためにあるのではありません。
考えて、考えて、行動して、新しいものを「創造」するためにあるのです。
みんなの頭を刺激する、バラエティに富んだ社会科の授業を目指して、
これからも授業つくりに取り組んでいきたいと思います!
通信制一ツ葉高校代々木キャンパス 矢島