代々木キャンパス ブログ

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  1. 「ぼのぼのと哲学②」

    通信制 一ツ葉高校・代々木キャンパスの矢島です。

    漫画『ぼのぼの』から倫理(哲学)を考えるコーナーですが、
    大好評(?)につき第2弾をお送りしたいと思います(笑)。

    今から紹介する言葉は、ぼのぼの君の友達、アライグマ君のお父さんの一言です。

    「ガキはな、大人は何もわかってねぇと思ってるもんだ。
    しかし…大人はな、わかってねぇんじゃねぇぞ。アキアキしてんだよ。」

    そもそも、アライグマ君のお父さんは、頑固おやじというか、すぐ怒ってしまう性格で、
    実際に奥さんとも別れています。(別れた原因も性格の不一致っぽいですが…)
    そんなお父さんが、「大人は何もわかってくれない」
    というアライグマ君に対して、この一言を言い放ちます。

    もしも私に子どもができたり、生徒と接したりして、
    「なんで僕たちのことを、大人の人は分かろうとしてくれないの!?」
    と言われたら、「うーん…」と考え込んでしまいます。

    でも、アライグマ君のお父さんの一言は、ある意味、
    その文句に対して最も説得力を持った反論なのではないか、と思ったりもします。

    大人になるにつれて、「諦めたくないこと」を貫くだけではうまくいかず、
    「諦めなくてはいけないこと」もあるのだと痛感します。
    私自身もそうです。
    しかし、それは妥協ではなく、
    自分が次のステップに進むための大決断だったりもします。

    そうやって決断しながら、進まなくてはいけないことが
    「大人」に課せられた責任なのかもしれません。

    ですから、「大人は何も分かっていない」のではなく、「分かっているからこそ、
    子どもの純粋さに憧れと嫌気の両面を抱いている」のだろうと思います。

    今日はこの辺で終わりたいと思います。興味のある方は、ぜひ読んでみてください!
                  
    それでは、また第3弾でお会いしましょう!(笑)

    通信制高校 一ツ葉 代々木キャンパス 矢島

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