通信制高校　一ツ葉高校　代々木キャンパスの福本です。

「日常生活を楽しむ」と聞いたらみなさんはどう思うでしょうか。

毎日そこそこに単調な日々を過ごしていて、目新しいこともないのに
楽しむことなんてないだろー、と思うかもしれません。

でも、見方を変えれば楽しめることはいろいろあるはずです。

そもそも、「毎日の生活を納得できるレベルに維持し続ける」なんていうチャレンジ的な要素も楽しみのひとつになるかもしれません。ただ、これは毎日が単調だということを暗に認めてしまっていてつまらない。

では、こんなのはどうでしょう？

まず最低レベルの話。今日しなければならないことは基本的にやるしかないから、それを我慢して何とかやりきる。そうすれば、一応自分に対して負い目を感じないで、ぐっすり眠れる。

そのうえで、やるべきことに自分なりの「意味」を見出すことで、積極的にできる道を自分でつくることだと思います。ここには少しの想像力があればいい。たとえば皿洗いを家で任されているとしたとき、逆に料理をつくることはしなくていいんだ、という考えもあるだろうし、この時間は勉強をしなくても認められるんだ、とか、日常で水に触れることは風水的にいいらしい、とかいろいろ考えようがあると思います。

人が生きるうえでは、どうしてもやらなければならないことはあるはずです。そのすべてに積極的になれなくても何か自分なりに意味を見出すことができれば、気楽に、心にダメージを残さずにすらりとやりおおせてしまえるのかもしれません。

ぜひ試してみてください。
何事においても大事なのは「自分で自分を裏切らない」ことだと思います。

決めたことができなかったとき、周りに言い訳を言ってごまかすことはできるかもしれませんが、できなかった自分やごまかした自分を自分で納得させることはできませんね。

自分を裏切っていると、その負のエネルギーというか、負い目のようなものは結局自分を傷つけてしまうと思います。

そのような心のわだかまりは、正しい考えや正しい行動にゆがみをもたらすような気がします。心に一点の曇りもなく、というのは理想ですが、そのような心境になれば、きっと毎日が楽しくなるような気がしています。

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