立川キャンパス ブログ

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  1. 最後のバックギャモン

    最後のバックギャモン

     

    こんにちは、立川キャンパスの橋本です。

    立川キャンパスでは、いつもさまざまなゲームが行われています。

     

    携帯ゲーム機での対戦や

    M;TGのようなTCGが行われることもありますが、

    遊ぶ前にアプリやデッキが必要なゲームは少し敷居が高いことも。

     

    そこで、立川キャンパスには

    誰でも入門できエキサイトできる非電源ゲームもたくさん用意してあります。

     

    先日もトランプゲーム「ジン・ラミー」の対戦会が久しぶりに催され

    「半年ぶりか・・・俺も腕が鈍ったな・・・」

    「こっちはまだまだ現役でも行けそうだ」

    などと歴戦の傭兵のような発言をする生徒たちの戦いを観戦していました。

     

    「今の俺が半年前の俺に出会ったらもう生き延びられないな・・・」

    敗北後、ポツリと漏らした生徒。

    あれ、ここは21世紀の日本だよな・・・?

    と疑問を抱く橋本でした。

     

    さて、今日はジンラミーではなくバックギャモンの話。

    バックギャモンの話ばかりしているような気がしますが

    バックギャモンは立川の校技(?)なので仕方ない。

     

    バックギャモンとは世界最古の盤ゲームで、対戦型の頭脳戦双六です。

    あの白河法皇もプレイしていたとか。

     

    このバックギャモン、男の子から女の子まで多くの生徒がプレイしていますが

    立川キャンパスで最も強かったのは(おそらく)

    先日小倉キャンパスに転勤になった瀬口先生であったと思われます。

     

    序盤の定跡理解の深さもさることながら

    中盤や後半でリスクを負うこともできる勝負勘が抜群で、

    時に負けることがあっても、打ち手の的確さは生徒のモデルとなっていました。

     

    昨年末、その瀬口先生の送別会を機に

    最後のバックギャモンが何名かの生徒と行われました。

    普段より少し高級なボードを使っての直接対決!

    といっても

    相手はしょっちゅうサイコロを握っている生徒たち。

    簡単には勝てません。

    一進一退! 白熱教室!

    生徒側から満を持して投げられたダブリングキューブ!

    (降りるか!?)

    (受けるか!?)

     

    バックギャモンには、ダブリングというルールがあります。

    卓球のようなスコアリングを想定してもらえればいいのですが

    「このセットを降参するか、それとも『このセットを取ったほうが2セットとったことになる』というルールにしてこのまま続けるか」という2択を強いるものです。

     

    「・・・テイクで」

    先生は、ダブルを受けました。

    そして投げ返されるキューブ。

    掛け点は4倍! 何も掛けていませんが、名誉だけで十分です。

    この試合で4回分もの名誉をかける、と。

    「・・・テイクで」

    生徒が笑みのテイクで答えます。

     

    ゲームは続きます。

    終盤、微有利盤面を構築した一年生。

    生徒たちもいつの間にか、強くなっていました。

    しかし、瀬口先生の勝利可能性も、次の一投、賽の目によってはあります。

     

    生徒の選んだ手は

    「ダブル、8倍」

     

    もちろん何も掛けていませんが

    ここで負ければ、「8回負けたこと」になります。

    名誉をかけたダブルに、

    「テイクで!!」

    全力で答えた瀬口先生の勇姿。

    観衆からどよめきが起こります。

    運命の一投! コロコロ・・・ ポテ。

    結果は……!?

     

     

     

    生徒の8勝!!!

     

    瀬口先生、素敵なエキシビジョンマッチをありがとうございました。

    小倉でも、身体に気をつけて頑張ってくださいね。

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