立川キャンパス ブログ

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  1. 芽が出るということ

     

    通信制 一ツ葉高校 立川キャンパスです。

    こんにちは、立川キャンパスの橋本です。

     

    立川キャンパスでは、庭でバジルとミントを栽培しています。

    先日見たところ、やっと芽が出てきました!

    あとはこの芽を、大きく育てるだけです。

     

    芽といえば、学力にも芽のようなものがあるのかもしれません。

     

    理科には「閾値」という概念があります。

     

    ある一定の反応を起こすために、

    必要な最低限の量、という概念です。

     

    例えば、0.2%以下の薄さの砂糖水は、

    人間には甘みを感覚させることができません。

    徐々に砂糖を追加して初めて、

    甘さを認識させることができるようになるのです。

     

    技術の習得も同じなのかもしれません。

    つまり、人間が身につける技術の向上は

    線形ではなく階段型の値をとるという考え方です。

     

    わかりやすく言えば、テレビゲームのレベルアップのようなものです。

    徐々に強くなるというよりは

    経験値が一定の値を超えるたびに、一気に新しい世界が見える。

     

    そんなことを思ったのは、

    PC講座の監督をしていた時です。

     

    PC講座では、タイピングの練習を行っています。

    毎回、打ったスコアが表示されるのですが、

    1000点、2000点、3000点のところに壁があるとの意見をよく聞きました。

    実際にやってみると、確かにそこに壁がある。

    最初は練習をしてもなかなか2000点を超えられないのですが、

    ひとたび2000点を超えた生徒は、すぐに3000点に近いスコアまで上がっていくのです。

     

    壁を超えた後は、次の壁まで一気に駆け上がれる。

    一度壁を越えた経験は、次の壁を超えるための自信になります。

     

    「2000点超えましたよ!!」

    あの壁はいけた。

    だから、この壁も同じように超えよう。

     

    そう言いたげな表情の生徒たちを見て

    とてもうれしい気持ちになりました。

     

    自信の芽に水をあげて、育てましょう。

    一歩ずつです。

    私たちはジャックの豆ではないのですから、

    そんな一気には伸びません。

    静かに、闘志を込めて目の前にある壁を見つめましょう。

     

    少し伸び悩んだな、と思っても、

    それはまだ蓄積が閾値に達していないだけです。

    蓄積すれば、絶対に閾値を超えることができ

    次のレベルに上がれます。

     

    信じて、進みましょう。

    今後の人生でも、自分を信じることが大切になってきます。

    過信ではなく、たしかな自信を。

    PC講座に限った話ではありません。

    受験も、スポーツも、音楽も、その他さまざまな技術も。

    一歩ずつ進むしかないのです。

    一ツ葉高校立川キャンパスでは、みんなの努力を応援しています。

    通信制 一ツ葉高校 立川キャンパス

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