電車の時間
通信制 一ツ葉高校 立川キャンパスの石本です。
高校時代、行き帰りの電車の中の時間がとても好きでした。
朝の時間は、小テストのために英単語や古文単語を覚えたり、
器用に宿題をこなしたり。
帰りの時間は、好きな音楽を聞いたり、
ゆっくり外の景色を見ながらまどろんだり。
高校の時の電車の時間は、
自由に色んなことを学んだり、考えたりできる、
大切な時間だったように思います。
「三上」という言葉があります。
北宋の文章家、欧陽脩が「帰田録」に記した言葉で、
文章を書くのに適している場所のことを指します。
欧陽脩によれば、それは「馬上、枕上、厠上」、
つまり、馬に乗っているとき、寝床に入っているとき、
トイレに入っているとき(!)だそうです。
電車の中も、これらと同じように、
身体がある程度拘束されているぶん、
自由に自分の頭を働かせることのできる環境なんだろうと思います。
通信制 一ツ葉高校 立川キャンパス 石本