日本語と歴史②
通信制 一ツ葉高校 立川キャンパスの松嶋です。
こんばんは、ごきげんよう(『花子とアン』風)。
日本史を担当している松嶋です。
最近は、朝の連続テレビ小説『花子とアン』にはまっています。
なので、冒頭で「こんばんは、ごきげんよう」(『花子とアン』風)に書いてみました。
ところで、先週平仮名・片仮名・漢字のお話をしました。
しかし、注意して欲しいのですが、国風文化の時代に「日本語」が成立したわけではありません。いわゆる「日本語」は1900年代以降に成立しました。
なので、古代の国風文化の時代に「日本語」が成立したわけではありません。
このように言うと、難しいですかね。ちょっと、具体的に言いますか。
みなさん冒頭に挙げた『花子とアン』を見たことありますか。
私は、毎日楽しく見ています。その『花子とアン』の中にこのようなシーンがありました。
花子が「~~~ずら」(「~ずら」は甲州言葉)と言うと、
「何ですかその言葉、正しい言葉を使いなさい」と怒られるシーンがあります。
これは、甲州言葉を汚いあるいは、標準から外れた言葉として、
標準語を使うように怒っているシーンです。
これは、東京の山の手を中心とした言語を「標準語」として、それ以外を「方言」として、
排除(矯正)しているシーンです。今でも、標準語と方言といいますが。
これは、「日本」という統一国家を作るために、
「標準語」を決め、それいがの「方言」を排除していった結果できたものです。
そして、その結果できたものが、「日本語」です。
なぜ、標準語を定め、「日本語」を決めなければならなかったのかと言うと、後日お話しますね。
通信制 一ツ葉高校 立川キャンパス 松嶋