立川キャンパス ブログ

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  1. はじまりのはじまり

    通信制 一ツ葉高校  立川キャンパスの松下です。

    先日、星座のお話をしましたが、今日は地球から外へ出て、宇宙のことを想像してみましょう。

    私たち人間や、動物、植物、家を建てるときに必要なコンクリート、
    空気、そして海の水に至るまで、この世界にあるありとあらゆるものを
    どんどん細かくしていくと、原子というものに辿り着きます。
    原子は非常に小さいので、目で見ることはできません。

    例えば人間は、たくさんの炭素原子からできています。
    空気には、酸素や窒素などの原子がそれぞれ分子になって存在しています。
    また、水は水素原子と酸素原子から構成されています。

    地球は、46億年ほど前に誕生しました。
    当時は岩だらけで、水もなく、もちろん生物が生きられる環境ではありませんでした。
    それが長い年月を経て、水や緑や生き物があふれる地球となったわけです。
    では、水や緑や生き物を構成している原子は、どこからやってきたのでしょうか?
    それは、宇宙です。

    宇宙は、約137億年前にビッグバンが起きて誕生したと言われています。
    そのビッグバンのときに、質量の軽い水素やヘリウムなどの原子がつくられました。
    そして、軽い原子がたくさん集まって、
    太陽のように自ら光を放つ恒星というものがあちこちで生まれていきました。

    恒星が光や熱を放出するのは、核融合反応によってエネルギーが発生するからです。
    核融合反応によって、恒星のなかで、
    軽い原子から鉄くらいまでの比較的重い原子がつくられていったのです。
    では、それより重い原子はどのようにしてできたのか。

    恒星というのは寿命があります。
    当たり前のように空で輝いている太陽も、いつか死を迎えます。
    大きな恒星の命が尽きるとき、超新星爆発というとてつもない現象が起こります。
    1987年に起きた超新星爆発からニュートリノという素粒子を観測したことで、
    小柴さんはノーベル物理学賞を受賞しました。

    星の一生が何十億年ということを考えると、たった80年くらいしか生きられない
    私たちが超新星爆発に出会える確率は非常に低いです。
    小柴さんはものすごい強運の持ち主でもあったわけですね。

    ②へ続く

    通信制 一ツ葉高校 立川キャンパス 松下

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