春期講座
通信制 一ツ葉高校 立川キャンパスの比嘉です。
きょうも春季講座が続いています。
英語では文法の総復習をしています。
すでに習った単元を確認して、穴があればそれを埋めて、
さらにその先を目指すための勉強です。
きょうは関係代名詞を扱いました。
英語の文が長くなる要因の一つが関係代名詞なので、
これをあやふやにしないで文法的に正確に把握することが重要です。
言い換えると、どこからどこまでが関係代名詞節なのかわかっていれば、
長い文章で戸惑うことも少なくなります。
今回解いた問題で、
関係代名詞の理解が大きな鍵となる次のような二つの文があります。
1. I said nothing which displeased her.
2. I said nothing, which displeased her.
二つの文の違いはコンマがあるかないかだけです。
しかしその意味はまったく違います。違いがわかるでしょうか。
1と2で関係代名詞whichの意味が異なります。
前者のwhichはごくごく普通に扱ってよい関係代名詞で、
「私は彼女を怒らせることは何も言わなかった」と訳すことができる文です。
他方、後者のwhichは前文(の内容)を受ける関係代名詞です。
したがって、訳としては「私は何も言わなかった、
そのことが彼女を怒らせた」となります。1と2の違いがわかったでしょうか。
このような小さいようで大きな違いをしっかり理解することが英語を勉強していく上で大切です。
通信制 一ツ葉高校 立川キャンパス 比嘉